2013年7月27日土曜日

雷雨です


我が家地帯はただいま雷雨。

そうなるとカミナリが嫌いで嫌いでしょーがないBlakeはガタガタ震えながらこんなとこにいます。

わずか8㎏足らずでもずーっと腹の上に居られると相当重いです。



7月22日 夏休みが欲しくて


夏休みを取りたくて今日は3本録音させてもらった。
Kuro-sanと「動物園」、藤島新さんと「101シンガーズ」「映画音楽」の計3本。
動物園は1時間持たせられるかなあ、と少し不安もあったんだけど、Kuro-sanが根っからの動物園好きなのでアッと言う間に録り終えてしまった。
Kuro-sanの選曲がこれまたイイので是非聞いて下さい。

「101シンガーズ」と言うのは、2003年の『ステージ101復活コンサート』のあと、黒沢裕一さん、牧ミユキさん、石岡ひろしさん、小原初美さん、の4人によって結成されごく短期間活動しました。
今回は4人の古い歌とごく最近出されたCDを紹介しています。
楽しんでいただけると幸いです。放送は今日Pm:11-12:00です。

「映画音楽」は新さんのバースデイコンサートのテーマでもありました。
「映画」の四方山話をしながら僕の想い出の1曲と新さん選曲の4曲をかけました。
なんか楽しかったので近々、またやりたいと思ってます。

録音のあと、新さんの誕生日祝いとして飯を喰いました。
僕は基本、一人飯で会話のない寂しい生活を送ってるので、とても楽しく食べました。
ああ、酒が飲めた頃は、ご飯だけで済むことなんて無かったのになあ、などと楽しくハードな1日を振り返りつつ、まもなく我が家駅です。

Kuro-san、新さん、訳詞してくれた赤穂君、ありがとうございました。
写真はKuro-san、新さんと。


7月17日 下高井戸シネマ


この映画館には1996年ぶり位かもしれない。
アメリカのエロ雑誌『ペントハウス』の創刊者とアメリカ市民の表現の自由を巡っての闘いを描いた『ラリー・フリント』を見るためだったが、わざわざ出向いた甲斐のある一編だった。
こんな下劣な雑誌にも「表現の自由」を認めなければならないのか、と言う市民の苛立ちはついにラリー銃撃に発展し、男たちのソコを勃たせるたるためだけに作っていたような雑誌の編集長は下半身不随になってしまうのだった…。
日本でも漫画の世界でこうした攻防があったけど、この傑作が例に引かれることはなかった。
『ラリー・フリント』はミロシュ・フォアマン監督、ウディ・ハレルソン、コートニー・ラブ主演。是非一度ご覧ください。
映画各賞で作品賞、監督賞、主演、助演賞の候補になりながら、ほとんど取り零してしまった、僕的傑作です。

下高井戸シネマって多分、そういう作品が好きなんだと思う。

本日の上映作は『ザ・マスター』。
今年度のアカデミー賞で主演、男女の助演賞、脚本賞の4部門にノミネートされて、全部獲り損ねた。
監督はポール・トーマス・アンダーソン。
家族愛に恵まれない巨根少年がポルノ俳優となりそこで初めて安らぎと愛を知るという哀しい青春映画『ブギー・ナイツ』を作って評判になった。
「ポルノ映画」が「ポルノビデオ」に駆逐され始めた時代の描き方が秀逸。
「映画館」から「個室」「寝室」へ。その過程で失われたもの、生まれたものにまで思いを馳せてしまう、後を引く一本だった。
肉体派バート・レイノルズが再評価され、ジュリアン・ムーアの演技派ぶりと美貌が注目され、主演したマーク・ウォルバーグは一躍スターになった。これも僕的には傑作の一本。

今日の『ザ・マスター』はカルト宗教の教祖と第二次大戦のトラウマを抱えたアル中兵士の出会いと別れを描いたもので、これも哀切溢れる見事な仕上がり。
救いたいが救えない、信じたいが信じきれない男と男の哀しい巡り会い。
教祖は必死で自分を信じようとする男に『中国行きのスロウボートで』で行こうよ、と歌いかける。
当時、フレッド・アステアの映画で歌われ、ヒットし、後にスタンダード・ナンバーになるのだが、この映画の時代設定でいえば、ただのヒット曲である。
この歌の中身は純正のラブ・ソングなので、男が男に歌ったら、それは結構、異なものだ。
見ている者は一瞬、虚を突かれた感じになる。
男は言う。『次の世があったらね』
ちなみに「スロウボート」は「豪華客船」の事だけど、「叶わないこと」という意味もあるらしい。

こんなことを書いていたら電車が目的駅に着いてしまい、Facebookに一旦投書してしまったら続きを書く気がなくなって、別のこんな話を書いちゃった。

僕はどんな映画のパンフレットも買ってしまうんだが、アメリカでは映画館でパンフ売ってるの見たことないんですよね。
でも、パンフは作られてない訳じゃないようで『フィニアンの虹』『スターウォーズ』、両方とも本屋で買った。
アメリカの映画館でパンフ買ったことある人いらっしゃいます?
映画館のどんなところで売っているのか教えてください。

さて、今日もパンフを買おうと売店へ。
「パンフ下さい」
受付の女の子が言う。
「プレスシートならございます」「ン?」
聞き違えたのだと思って聞き直した。
「今はそう言うの? 昔はパンフレットと言ったんだけど」
「あ、イエ。パンフレットが売り切れなのでプレスシートを売るように、と映画会社の方から」
プレスシートは本来ならマスコミ関係者に配る(勿論、無料でね)宣伝用資料だ。それを¥500で売るとは…と思ったけど、まあ、表紙が薄手なことを除けば、どうせ資料として買うんだから、イイや。
彼女は付け足した。
「そんなわけですので中身はちょっと薄いかも知れません」

まあ、最近のパンフはシルバー料金くらいの値段を付けてる割には厚手で写真多用、資料的には不十分なことも多い。なので、マスコミ用資料として役目を果たしたんなら、それでも良いんじゃないの、と思って買ってきちゃった。
昔なら只で貰ってた物なんでバカバカしいと思えば腹が立つけど、シルバー料金が嬉しいのはこんな時だね。
パンフ買っても現役の時の値段にまではならないんだものね。
ちなみに下高井戸シネマは1日何回も上映するんだけど、その都度、上映作品が違う。
『ザ・マスター』は午後1:10-3:33の1回だけ。
てことはずーっと下高井戸に居続けて1日5本くらい別々の映画を楽しむことも可能なわけだね。勿論、入れ替え毎に外に出ないとならないのは面倒だけどもサ。
道理で売店前には最近では珍しくチラシがいっぱい。
シネマコンプレックスにもこんなに沢山のチラシは置いてないね。
現在上映分、次回上映分に今月上映予定分まであるのか全20作品くらいのチラシが並んでて嬉しくなっちゃった。
正直往復4時間は楽じゃないけど、それが悔やまれる作品でなかったのは幸いでした。

帰り着いた我が町は土砂降りが通り過ぎた後。
止みかけてはいたけれど時折、強い雨足。
丸亀製麺に寄って夕食を済ませて1日を終えました。




2013年7月13日土曜日

もう69。JJJ


誕生日の朝である。
なんと、もう69。
「モーロク爺」じゃないよ、「もうロクジューク? じぇじぇじぇ」と書いたつもりだ。

今日の深夜0時を回った頃から「タイムライン」や「メッセージ」を使って祝いの言葉を戴いています。
今年はなんか嬉しいです。

壊れた体が元に戻るわけもないので出来る限り99%の復調を目指します。

少しはマシなこと言ってから死にたい、と思うようになりました。
ラジオのリニューアルがその第一歩です。

また、2002年から地道に、あるいは地味に続けてきたWebサイトが700.000アクセスを数えたので、そのOFF会も開かなくちゃ、です。
間もなく日取りを決定しますが、Webサイトに立ち寄ってくれたことのないFB上の「友達」にもこの機会にお逢いできると良いのになー、と考えています。
大体9月の中旬辺りですかねえ、目安としては。

人々の耳目はどう集め、どう維持して行くか、にはそれなりのテクニックを持っていたはずだったんですが、それも「はず」に過ぎなかったので、新しい展開が求められているんでしょうね。
それを考え始めると、爺らしい爺になれなそうなんだけど、自分らしいジジイ像、あるいはジジイ道を見つける1年にもしたいと思っています。

まあ、僕は面白い1年になるような気がしてるんですけど、それも皆さんにも面白く思ってもらえる1年でないとあまり意味がない。
人の前に立つ仕事をしてしまった人間のアフターケアは宿命付けられたものだと思っているので、「かぜさん」として、どう、人生を締め括るかも、考える1年にします。

まあ、頑張ります。結構いつも頑張ってますが、今年も頑張ります。
Webサイトでの付き合いよりFB上の付き合いを優先させてしまってたので、その見直しも図るつもりです。

あれこれ含めてどうぞまあ1年、よろしくお願い致します。


今日は友人3人と飯を食いに行き、帰りに嵐山渓谷に寄ってみました。





2013年7月8日月曜日

上野動物園



先週、清須さんのご紹介でスタジオライブを聴かせて戴いたアルパ奏者の藤枝貴子さん。
彼女が今日、1時から上野公園内で路上ライブをやるというのは録音の際、聞き知っていた。
なんとうまいことに、次回の黒瀬対談のテーマは「動物園」としていたので、久しぶりに上野動物園に行っておこう、と決めた。
で、すぐにみんちゃんに連絡した。

みんちゃんは35年くらい前からの知り合い。ボランティアで上野動物園の案内係をしていたほどの動物通である。
みんちゃんとは僕のサイトの掲示板でやり取りしたので、この動物園ツアーに加わってくれる人が他にも現れて都合6人での見学となった。

ま、マニアのみんちゃんらしくキジ舎から始まったツアーはパンダ舎を経てから徐々に不人気動物を見るツアーの様相を帯びて行った。
ゴリラ、ライオン、虎、はまずまずのスターだが、何せ今日の気温が尋常でない35℃超。動物たちも壁際の、なぜか見えにく~い一画に身を寄せてグテーッとしてる。
木の根と同色化してるのや草のなかで眠っているのをやっと見つけたり、と展示動物を観覧するというより発見しなければ見る楽しみも味わえない、という奇天烈ツアーになって行った。

そんな訳で80分近くがアッという間に過ぎて、気がつくとKuroさんの大好きな「マヌル猫」を見てない。
それだけは見ておかなくちゃ、と思ったのだけど、なんと猫ちゃんは僕らのいる「東園」でなく「西園」にいるのだった。

長い長い(多分、僕以外の人には長くもなんともないんだろうけど)下り坂を膝をきしませながら下りて、やっと「マヌル君」に対面したところでタイムアップ。
急いで上野公園に移動した。

今日は大道芸日和なんでしょう、見事なジャグリングを見せる青年が人を集めていた。
藤枝さんの演奏は小高い丘の上。
顔面だけの上野大仏の横で行われていて、「お茶会と音楽」という看板通り、客には干菓子とお茶が振る舞われた。

ここからは今週土曜日の僕の番組でも紹介しているので是非お聴きいただきたいのだが、と前置きして…。

藤枝さんの奏でるアルパという楽器はハープの仲間でありながらクラシック臭の薄い楽器でパラグアイにおいて民俗楽器として完成した。
踊りの伴奏に使われることが多かったことから路上で演奏されることも多く、今日の演奏スタイルはこの楽器の本来の姿に近いらしい。
この楽器が音を出し始めるとパラグアイでは踊り出してしまうケースがよくあるらしいのだが、ここ上野の山では藤枝さんの奏でる『島唄』にカラスが反応してしまい、大合唱を始めてしまった。
あちこちから飛来してその数10數羽。彼らは一緒に歌ったつもりなのだろうが本来が悪声。喧しいだけだった。
『コーヒールンバ』『白ワイン』…。
南米パラグアイに思いを馳せる數十分はアッという間に過ぎてしまった。

写真は藤枝さんと娘さんを挟んで動物園ツアーの仲間たち。

上野駅横の食堂兼喫茶室のような食い物屋さんで昼食とお茶。
皆さん、暑い中、お疲れ様でした。みんちゃん、ご案内ありがとう。
藤枝さん、お疲れ様。そして楽しいパフォーマンス、ありがとうございました。
この環境で演奏を聞いてからの番組収録がベストだったなあと後の祭の後悔も…。

と言っても、参加された方の半分がFBやってないんだよね。
で、こちらにもアップ。  

夏祭り



誕生日の近辺は大抵1学期の期末試験に引っ掛かっていた。
おまけに梅雨も開けていなかった。
で、誕生日に楽しい想い出なんかなかった。

4年前に故郷に戻った。
するとすぐに持ち回りの「隣組組長」という役が回って来た。
なんと僕の誕生日はこの町のお祭り日であった。
僕は自分の誕生日を祝うどころではなく祭りの準備と世話係と後片付けに翻弄されることとなった。

祭りの担当というのは「組長」をやる年を中心に前後1年づつ計3年やるので、僕はここに越してからずーっと手伝いをして来た。
さすがに今年は病み上がりなので祭りの会議も欠席しているが来年も手伝いをしないままで済ますことはできなそうだ。
僕も含め高齢者の独居が隣組11世帯の内5世帯。年齢的体力的に全く参加できない家庭がこれまた僕を含めて4。
一見身体になんの不具合も見られない僕を来年も放っておいてくれるとはとても思えない。
きっと飲み物売ったりテーブル出したり、といった町会毎の仕事はやらざるを得ないんだと思う。
そして、自分の病状を事細かに話したくもない僕は必然的に楽しくもない誕生日を送ることになるのだと思う。

祭りが楽しいのは小学生の時だけだね。
って、異論覚悟で言ってしまう今日の僕である。

今日、我が家の先10米のお寺では保育園の夏祭り。
なんで「七夕祭り」じゃないんだろう?
子供の季節感や行事の感覚のズレはこうして生じて行くのかと、ふと、実感。  

2013年7月3日水曜日

今日も病院


夕べの天気予報では晴れマークだったのにゴミ出しをして『あまちゃん』の録画を見、さあ、9時だ、郵便局へ行こう、と思ったら雨が降ってきました。
洗濯物を干してから病院に行こうと思ったのに予定は朝から大狂い。
ただ、眠いのは雨のせいではなく、夜中に見始めてしまった『臨場』のせいです。

内野聖陽主演TVドラマの映画版。
現場検死官の話で連続ドラマの時から面白かったんだけどいつもひとつ気になることがあった。
それは主人公の周りの人が犯罪に関与しているケースが多すぎること。
映画版は容疑者を心神耗弱状態だったと主張することで稼ぐ弁護士とそれを許せない被害者側関係者の悲しみや苦しみに迫っているのだが、今回も事件に絡んでくるのは主人公が検死の手本としていた教授であり、冤罪で自殺した息子を持つ警察官である。
これまでも大半の事件は警察関係者が関与していたドラマなので主人公の周りは犯罪者だらけ、ということになってしまう。
事件をリアルにしすぎると、複雑なトリックに精通するのはいきおい専門家に設定せざるを得ないので、犯人は警察関係者になりやすいのだろうが、もっと、外に広がれませんか? という気がしてくる。

松下由樹、渡辺大、平山浩行、段田安則、高嶋政伸など手堅いレギュラー陣総出演に柄本佑、平田満、若村満由美、長塚京三らゲスト陣がイイ芝居。

などと書いている病院の待合室。
あと一人で僕の番のはずでしたが先生、急患でお出掛けになられました。
いつまで待つのか、いまのところ不明です。
どのみち、今日は最悪な1日、ということにはなるのかも。
……と、FBに投稿した途端に先生、お戻りになりました。
30分遅れにて診察再開。

不運な1日にならなくて良かった。