2015年5月30日土曜日

5/30 本日の『どこかでラジオが』

昭和39(1964)年、僕は『空手風雲児』という連続テレビ映画の製作助手をしていました。
しかし、13話で打ち切りが決定。
事務所は「俳優養成所」を作り、僕をここに位置します。
一介の俳優プロダクションの養成所経営ってどうなのよ、という思いもありましたが、講師の出迎え、接待、など、どう見ても「パシリ」仕事をこなす内、『終戦20周年記念ミュージカル』の話が持ち上がります。
「樺太逓信従業員殉難者追悼公演」を謳い、省庁を初め、そうそうたる協力・支援団体をバックに付け、成功間違いなし、という話で始まった製作協力。
しかし、公演4日目、「真岡の花制作委員会」の事務所はもぬけの殻。
ただの「パシリ」に過ぎなかった僕にギャラの未払い話が次々と…。
「アルバイト」の名目で甘い考えのまま続けられ世界ではないことを僕は思い知りました。

曲は
①ジョーン・バエズ『ドンナ・ドンナ』
②ボビー・ソロ『君に涙とほほえみを』
③ママス&パパス『夢のカリフォルニア』

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写真は問題多過ぎの終戦記念ミュージカルと「パシリ」の頃。




2015年5月16日土曜日

5/16(土) 本日の『どこかでラジオが』



(FMさがみ 23:00-0:00)

昭和38年(1963年)、日本大学芸術学部演劇学科に入りました。
1年間『ウエストサイド物語』に狂いまくっての結果ですので後悔はありません。
父親はこの時初めて「テメエ、河原乞食になるつもりか」と進路に口を挟みましたが、6年も放って置いて今さら何を言う?という感じでしたね。
学校にはすぐ飽きました。
雑誌のインタビュー記事で見たある芸能プロダクションの社長に手紙を書きました。
会いたいという返事が来て、結果、芸能プロのマネージャーになります。
19歳が手に負える仕事ではありませんでした。
まだ、俳優のギャラが振り込みでなかった時代、マネージャーは各局の「謝金課」に出向いては集金もしました。
勤めて半年、各俳優養成所の試験が始まる3月、僕は集金に出向いた内幸町のNHK前の大通りでハイヤーに跳ねられました。
自力で道を拓こうとすると、何かの力で変更を余儀なくされるのが僕の人生のようです。
入院3ヶ月、田舎に引きこもっていた僕はまた、芸能プロに呼び出されます。
「秋から始まるテレビ映画の製作助手に付け」
間近に迫った初の東京五輪を横目に見ながら超大忙しのロケ現場への付き添いが始まりました。
『空手風雲児』
黒澤映画の常連女優本間文子(のりこ)さんの息子・園田哲也颯爽とデビュー!
しかし、…。
僕の人生の歯車はことごとく狂い始めていました。
曲は
①『サンライト・ツイスト』(ジャンニ・モランディ)
②『プリーズ・プリーズ・ミー』(ビートルズ)
③『ロシアより愛をこめて』(マット・モンロー)
『サンライト・ツイスト』は別名『ゴーカート・ツイスト』で知られた曲。
イタリア映画『太陽の下の18歳』の主題歌で映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが変名で手掛けた大ヒット曲。
大学の5年間を象徴するような曲となりました。
この日も喰ったぜGO!GO!カレー。

2015年5月11日月曜日

5月10日 スイカ日和


友人の投稿で今日が母の日であることに気づかされた。
母に電話すると一日ウチにいると言うので、昨日、EPOちゃんに送っていただいたスイカを持って出かけた。
見事な熟し方で、子供の頃、ワクワクしながら喰った気分を思い出した。

夏の初めの味がした。

立秋過ぎて旧のお盆頃が遅すぎる我が家のスイカ・シーズンだったので、スイカは妙に熟しきって甘すぎた。
塩を振りかけて甘さを中和してやっと程良くなるのが常だった。

ああ、この時期のスイカってこういう味なんだあ♪
甘くはないが青臭くもなく、さっぱりとした気持ちいい味。

これ、僕の好きな味だあ♪

外を見れば雲ひとつない五月の空。
今年の母の日はスイカ日和。

「ン、誰に貰ったって言ったっけ?」
「ほら、この間、俺をコンサートのゲストに加えてくれてる人の週刊誌の記事を見せたよね。EPOちゃんって人の」
「ああ、そうだったねえ。中味は忘れちゃったけんど」

週刊誌や新聞で記事にしてくれる度、「あんなデカい記事、いくら払って書いて貰ったン」と訊く母である。
親父が記事になる度、誰かが金を取りに来たのを母は知っている。
また、
「幾ら出してコンサートとかいうもんに出させてもらうんだい」
とでも訊かれかねないので早々に立ち去った。

母の日。
あと、何回祝ってやれるだろう?





5月9日 珍しい!

昨日、録音中のスタジオにkuro-sanもいてくれた。
僕のあとに江戸家まねき猫ちゃんの『お姉さんと一緒!』の収録があるからだ。
スタジオから出ようとした時にお姉さん登場。
ゲストのお一人は馬風さんの孫弟子で柳家獅堂さんの直弟子、二つ目の柳家かゑるさん。とても背が高い。
もうお一人は迂闊にも全く存じ上げなかったのだが永六輔さんの妹さんの娘さんの旦那さんで落語芸術協会真打ちの瀧川鯉橋(たきがわりきょう)さん。スラリとしたインテリ型美男。
つまり、永さんの義理の甥にあたる方で、永さんは「ついに我が家の系統に芸人が現れた」と喜ばれたそうだ。
僕も永さんの名前が出るとピキッとなってしまうので残念なことに写真を撮るのを忘れてしまった。
さて、一夜明けた今日はいつも通り布団から出られないいまま午後3時。
blakeの散歩を忘れていたことに気づき、急いで身支度。近い方のスーパーへ買い物がてらの散歩。
帰るとまもなくチャイムが鳴って、というかその前にblakeがやたら騒がしく鳴くので宅配さんだと気づいた。
blakeは宅配さんに何故か鋭い声をあげる。
恐る恐る運び込まれたものは…。
なんとEPOちゃんから「スイカ」とパインと、海ぶどうと…。
5月にスイカ?
そもそも独り身に戻ってからは年にひと切れ食べるか食べないか、という食べ物だ。
誰かと一緒に食べた法が絶対美味しい。
誰と食おうかと考えながら、まずパチリ。
後ろの「絵番付」は先場所のもの。
外谷さんがお菓子と一緒に送ってくださった。
紹介の時期はちょっと迷っていた。
頂き物をポスティングするのはなかなか難しい。
多分、僕は僕が思っているほどには一般人ではないので、誰それさんに頂き物をした、とここに書くと「次を欲しがっているようで賤しい」と言われたりする。
まあ、そういう見方もあろうけれど、もう70歳の爺さんだよ。
若い時に放送で言ってたら物欲しげに思われるだろうけど、今さらそんな欲はないからねえ。単に嬉しがってるだけなんだけど…。
でも、今日は5月のスイカ。
おまけに珍しい絵番付。   
さらに永さんの義甥さんと初対面。
珍しいことが二日続きだったので写真入りで報告させてもらいます。


2015年5月2日土曜日

5/2(土)の『どこかでラジオが』

(FMさがみ 23:00-0:00)
今日は高校生の頃夢中になった海外ドラマの話をしています。
そう言えば「私立探偵モノ」「弁護士モノ」「動物モノ(主に犬)」「Dr.モノ」「西部劇」「長旅モノ」等がありましたが「スパイもの」はまだありませんでした。
『007』がヒットしたので諜報部モノが放映されるようになったのだと思います。
例えば『スパイ大作戦』も『0011 ナポレオン・ソロ』も日本では66年からの放映で、高校時代には入ってきません。
僕らの時代は西部劇が大人気で『ララミー牧場』『ローハイド』がダントツの人気で『パパは何でも知っている』『ウチのママは世界一』などのホームドラマ、『サーフサイド6』『サンセット77』など探偵モノや『モーガン警部』『ペリー・メイソン』など大人好みの警部・弁護士モノがそれに続いていた記憶がありますが、僕は警部・弁護士モノは一度も見たことがありません。
曲は
①『サンセット77』(ドン・ラルク楽団)
②『ジョニー・エンジェル』(シェリー・フェブレー)
③『ローハイド』(フランキー・レーン)
④『ルート66』(ジョージ・マハリス)
さて、前回、高校時代になると叔母さんが中学の頃とはうってかわって僕を連れ歩くようになった、と喋りました。
すると当然の事ながら、どれくらい変わったか判らないからなあ、という意地悪なメールが来ました。
実物を見せろ、ということなのでしょう。
中3と高2終りの修学旅行の写真です。