今回のおたよりは8月の続編です。
そうです、胃のレントゲンを撮る際、飲んだバリウムの行方です。
この続編を書くにはいささかためらいの気持ちもあるのですが、約1名のご要望もあったこともあり、したためる次第です。 なお、この放送をお食事、おやつ中に聞いていらっしゃる方がいらしたならば、多少、食の進まぬことも生じるかと存じます。お許しください。
では始めさせていただきます。バリウムの行方は、基本的には次の3通りに分けられると、自らの経験から告白いたします。
第一の行方。
あれは、約30年前の就職活動の頃。自分を自分以上の能力者に見せかけなければいけない面接の連続にストレスが溜まった結果、胃痛に悩まされる日々。病院に行くと、即、胃のレントゲン検査でバリウムを飲まされました。
初めてのことゆえ、バリウムは噂ほど、まずくないの思いに浸っている私は、検査技師の「下剤はしっかり飲んでください」の意味がわからなかったのです。
結果、バリウムさまは、私のお腹に4,5日間、滞在なさいました。
バリウムは水に溶けにくい物質なので、勢いで押し出さなければ、腸が水分だけを吸収することになり、バリウムは前に進まなくなることを当時知らなかったのです。
水分は吸収されて、バリウムだけが腸に溜まる。
それは悲劇です。いつ医者に行こうかとウラ若き娘が、どれだけ、悩んだことか…。
あの苦しみ・不安は未だ、トラウマとして残っております。 これが最悪のバリウムの行方です。
2番目の場合、これは本人は苦しみませんが、ほかの皆様に迷惑をかけるという行方。
ご滞在なさるものの、1~2日でゆっくりご出発になるケース。
この場合、腸から押し出されはするのですが、他のモノとまざり、色が白いながらも形状を留めたものができあがります。
バリウムは水より重いこともあり、いったん形作られたものは崩れにくくなっています。
よって水流の弱いトイレにあたると、大変なのです。流れません。形をとどめたまま、水の中に居座ることになります。
外出先で、このタイプのトイレに出会った場合、もう逃げるしかありません。
申し訳ないと心の中で謝りながら。「次の方、どうぞ、お許しください」と。
また、ウチのトイレは、運悪く流れが悪い、古いトイレです。ウチに持ち帰った場合、大変です。検査室にあった攪拌機のごとく、誰かが形を崩し、まわして溶かしてから流さなければならないのです。
家での検査当日朝の合言葉。「外に置いてくるように」。
ただ、これは最近、サイホン式の一気に流れるトイレが増えているので、そういうことになっていると、お気づきでない方も多いと思います。 そして、最後はいちばん、良い行方。検査の施設ですべてのご一行がご出発なさる。
病院や人間ドック専門のトイレはその辺、良くできています。必ず、流れます。
何より、安心。清潔。
しかし、この方法をとるのは難しい。前日までの分を十分、抜いておかないと実現しないようです。
以上がバリウムの行方です。リスナーの皆様はたぶん、ほとんどの方は経験済みで目新しいことでもなく、むしろ、ご不愉快に感じられたことでしょう。でも、胃のレントゲンの検査を受けられた時は、「バリウムの行方」、それなりに気を使っているのではないかと思い、まとめた次第です。
また、検査を受けたことのない方のご参考になれば幸いです。
しかし、自分の人格を疑われるようなこんなお便りを続けて出していいものかといまだ迷ってはいるのでが、拷問といわれ、ウルサイといわれ、それ以上を求められるのならば、これしかないと蛮勇をもって、お便りしたしだいです。 今度はなんと言われるのだろうと楽しみにしつつ、いえ、恐れつつ、これでかぜさんのサイトのオフ会にはどんな顔して出ればいいのだろうと思案投げ首。ほかにいい題材も思い浮かばず、名誉を捨てた「くすくすサン」のお便りでした。
くすくすサンはもはや確信犯的に「ウッセー」お便りを書いてくれてますけど、「たむたむ」のころは皆さん、こんな感じの「うっせー」のが多かったですよね。
それが一つの特徴でもありましたしね。
この書きっぷりは昔の番組でやや受けた「こんにゃく」は消化されるのか、というお便りに似てますよね。
僕はバリウムを何度も飲まされた病歴を持つ上に、便秘症でしたのでバリウム飲んだ日は本当に注意しましたけど、2,3日出ないこともあって苦労した経験があります。
なので他人事でない話題でしたけど、まだバリウムの経験がない人でこれから人間ドッグなんかに入る予定など持っている方は本当にご注意くださいね。くすくすサンのこのお便りが、突然、人ごとでなかったことに気づきますから。