2011年11月17日木曜日

今日の、今日の注射は痛かった

まるで「山谷ブルース」みたいなタイトルだ。

親指がバネ指になっちまった。
で、近所のクリニックに注射してもらいに行ったんだけど、昨日が定休日だったので待合室は大混雑。
どう見ても1時間待ちは確実なので、近くの『ガスト』にちょっと早い夕食を食べに出た。
ちなみに昼にロールケーキを食べたので昼飯抜きでした。
プレミアム・ハンバーグ+ご飯+きのこと野菜のオイル焼きでほぼ850Kcal。1,128円。
ゆっくり過ごそうと思ったのだけど午後4時半。全然客がいない。
すぐに注文の品が来てしまったので出来るだけゆっくり食べて、そのあと、マツモトキヨシで目薬2個。
クリニックに戻ると患者数はさらに増えていて待合室に座りきれない。
このクリニックは先生の腕が良いと評判でいつも混んでる。待合室も割と広くて常時5~60人は座れるんだけど、呼び出し番号が100ナン番だったりするので今日はとりわけ混んでいたと思う。
待合室の天井はちょっと凝っていて空に向かって突き上がった形になっている。
隣で待ってた少女が天井を見つめて「あー、天国が見える~」。
「お空は見えるかも知れないけど天国はどうかな~?」
若いお母さんが当意即妙に応えたので僕もついニッコリ。
『趣味の園芸』秋号を読んでた僕はすっかり微笑ましい気分になって待つのが辛くなくなった。

まもなく順番が来たんだけど、両膝の注射もしなくちゃなので一挙に3本。
膝の注射は痛ェんだよ。
サッサとやって欲しいんだけど、処置室も今日は満員なのでベッドで待つこと10数分。
「お注射するよー」
先生、子供を扱うような口調で言うんだ、毎回ね。
「指もするの?」
「注射以外で直す方法ありますか?」
「ウーン、なるべく指を使わないことだけかな」
「ハイ、ハイ、やって下さい」
間抜けな問答の末、また10分近く待たされて、
「このお注射、ちょっと痛いよ~」
(知ってるよ。もう、膝だけでも充分痛いんだからサッサとやって)
と思いながらも「痛ってェ!」と叫んでた。

なんと本日は2時間待ちで終わったのは6時半。待合室にはまだ30人は残っている感じ。
営業時間は9時から6時なので今日は看護師さんたちも大幅な超過勤務となってしまうだろう。
会計を済ませて帰ろうとする頃、親指周辺がシビれてきてサ。
ハンドル握るのも大変だったので食料の買い出しは中止。
帰り道は寒かった、来た時よりも寒かった。チコとビーグルス。
家に着くとビーグルならぬ雑柴のBlakeが大急ぎで「朝飯」を喰い始めた。
僕の機嫌が良くなさそうと判断すると彼は僕に怒られる前に残した(というか、朝から放っておいた)飯を食うのが習慣になっている。
本当はお皿が空になっているとおみやげをくれる、という刷り込みが出来ているのかも知れないが、今日はおみやげはナシ。
代わりにちょっと遊んでやった。

仕事場に戻る気がしないので録画してあった『孤高のメス』126分。なんで今日は病院づくし?
イヤな出来じゃないけど、話には新味がなかった。
この5~6年、医療ドラマを見過ぎちゃったからかも知れない。こういう良心的な名医の葛藤、外国の良質なTVドラマで何度も見ちゃったからなぁ。
我が国では未認可の脳死肝移植に踏み切る患者の母と名医の思いの描き方には映画的な風格があるんだけど、それをマスコミにリークする医師の造形法が妙にテレビ的。善悪の彩りが強すぎて類型に陥っているのが惜しかった。

昨日からオイルヒーターつけたんだけど、今日はこたつも設置。
いよいよ、寒くなる我が家地帯の晩秋です。

2011年7月30日土曜日

今月のセレクト

私たちは何を拠り所として「祈る」のか?
人々の「祈り」の映像に数多く接したり、その機会の多い季節に発した問。
何人かの方から答えをいただきました。
その中からあなぐまさんのこの答えを掲載させていただきます。

かぜさん、こんばんは。
先週は台風の影響で涼しい日々が続きましたが、今週はまた熱い日々が戻ってきました。
8月も、もうすぐですから仕方ありませんね。
8月と言えば、夏休みがあり、海水浴やプール、花火大会や夏祭りも行けるので、子供の頃から楽しみにしていた月でした。 ただ、私が42歳の厄年の年、その年の8月に兄が他界し、その後は毎年、兄の命日が来るのが憂鬱でしかたありませんでした。
おまけに、自分には直接関係ありませんが、広島や長崎の原爆祈念日、終戦記念日では、新聞やテレビがこぞって犠牲者への祈りを奨励します。 そうしてお盆もやってきます。
そう考えると8月は他界した肉親や友人達、祖先や戦争の犠牲者に対して祈る月のように思えるのです。 人は何故他界した人たちのために祈るのでしょうか?
以前かぜさんがウェブ版たむたむたいむの掲示板に書かれていた事と同じかもしれませんが、お盆やお彼岸、祖先や友人の墓や仏壇の前で語りかけるように線香をたむけ、花を飾って手を合わすのには大きなわけがあるはずです。
私にはそれに対して一つの思いがあります。
これは二~三年前の話ですが、私はある夢を見ました。他界した兄と一緒に故郷の川の淵を歩く夢です。
その時の私はまだ小学生ぐらいの子供で、一緒に歩きながら道路脇に駐車する車の名前を言い当てながら 歩くのです。ただそれだけ、 「これはカローラ、」「違うよサニーだよ。」
実際に子供の頃何度か経験したかもしれない、たわいもない少年時代の一コマでした。
それだけの夢ですが、夜中に目が覚め、私は大きな啓示を受けたように感じました。懐かしい思い出に涙したのではありません。 夢ではありましたが、兄と一緒にいる時の大きな安心感、子供の頃から兄の弟として感じてきた感覚を、 たった今まで感じること出来たのです。
たぶんこれかな? 私はその時思いました。
私たちが仏壇やお墓の前で祈る瞬間は、この安心感を得たいから、同じ時間を一緒にいる感覚を、先に死んだ人や御先祖様と共有したいから、だから仏壇やお墓の前で手を合わせ、線香をたむけ、花を飾ってあたかも一緒にいるように話しかけるのでしょう。
そうじゃないかもしれません。真理は別にあるのかもしれませんが、私はそう思って手を合わせます。
8月は亡くなった肉親や友人に心を近づける事が出来る月だと思っています。

2011年4月8日金曜日

BBSが

どうも昨日からBBSの調子が悪い。
らんちゃんにさんざお手間を取らせてしまいましたがどうも運営会社の方にトラブルがあったらしい。
そんな訳で復旧を待っています。

しばらくお待ちください。




夕べの余震でBlakeは結局僕のベッドの下で寝た。
僕の部屋に寝る時は7時まで鳴かずに我慢するようになっていたのだが庭の小屋で何日か過ごしていたので案の定お寺の鐘の1分前に鳴き出した。
怖がるあいつの世話を1時頃までしてやってたというのに全く恩知らずな奴だ。
そんな訳で今日は寝不足。

このブログの写真はClickしていただくと相当大きなサイズの写真になります。
まあ、ヒトん家のペットの写真なんてそんなに良いものじゃないのは知ってますが…。
皆さんの優しいコメントに甘えて…。

2011年4月7日木曜日

桜が咲いた



庭にセメントを流し込んでここをBlakeの住まいとすることにしました。
地震がない限りは夜、自分の小屋で寝てますが、朝、お寺の鐘が鳴る1分前には正確に鳴き始めるのでちょっと閉口。
夜10時には寝ろってことなんでしょうね。



関東は桜が満開、などと天気予報で言っている。
でも、我が家の周りでは昨日までまだつぼみ。
ところが春以外は目印にならない交差点の桜も



庭からすぐ目の前に見えるお寺の鐘楼脇の桜も
今朝、突然、つぼみから7分咲きに。
この辺りは気温22℃だったとかいうのだが本当だろうか?

僕も冬物を洗濯屋に持って行き、母と2人だけでガストにて夕食。
2人だけのメシ。しかも外食。
多分、生まれて初めてのことかも知れなかった。
僕は遅咲きのマザコン…?

2011年3月25日金曜日

威嚇Blake


僕を威嚇してるんですが、なぜか尻尾は振ってます。
威嚇以外の何か別のメッセージを含んでいる感じも…。

2011年3月22日火曜日

地震後のBlake



※放射能雨よけに妹がこんな格好で散歩させてる。

地震後、Blakeは片時も僕から離れなくなった。
玄関に繋いでおいてもストレスからか用もなく僕を呼ぶので、うるさいのでこの頃は部屋に入れてる。
ところが足もとにまとわりつくものだから危なくってしょうがない。
ま、仕方なく部屋の中ではなるべく注意を払って歩き、ソファーから立ち上がる時なんかは「ハイ、ゴメンよ。トイレに行かせとくれ」などといちいち声をかけ、彼自身に気持ちの準備をさせないといけない。。
突然、立ち上がったりなんかすると可哀相なほどビックリして瞬時に臨戦態勢に入るほどピリピリしているのだ。
ちょっとした揺れが始まるほぼ4秒前位にはもう気づいてソワソワと動き始めるのだが、彼自身、為す術を持たないので、結局、怖くて震え出すか、僕に向かって何とかしてくれと言わんばかりに険しい声で吠える。
おかしいのは吠える前にしばらくブツブツと僕を見据えたまま小言を言うことで、「なんでそんな平気な顔してるんだ。こんなに怖くてしょうがないのに。早く安全なところに連れて行け。コラ、早くしろ、何やってるんだ、そんなにノンビリして。もう我慢できねえぞ、ワン!ワン!ワン!ワン!もう止まらねえぞ、ワン!」みたいなうるささなんだ。
そんな時は、おまえが怖い時は僕も怖いんだよ、と呼び寄せて抱きしめてやるしかないので、このところ、僕も結構ストレスが溜まってる。
トイレ、炊事、風呂、仕事場、どこにでもついてきて、僕が居場所を決めると自分も座る。多くの場合、寝そべり態勢に入るのでトイレで小用を終えて振り向くと邪魔くさい形に寝そべってる。
こちらはすでにトイレから出るつもりで振り向いてるので、危うく彼を踏みそうになったり、足を踏み出すタイミングが狂ってつんのめりそうになったり、本当に危ない。
「ハイ、出るよ~」とこの頃は振り向く前に声をかけるが、昨日などは僕が彼を跨ぐ形でトイレを出たが、出てくる気配がない。
よく見たら伏せの姿勢でちょっと前足だけ立てて、僕に気づかれないように自分も小用を足していた。
僕が後始末をしてるのを、どことなくすまなそうな風情でジッと見ていたが、オシッコの躾は出来ないままだったので、時々、したいところにしてしまうクセは直っていない。
寝室も一緒である。
夜中に揺れると近所中を起こしてしまいそうな吠え方をするので仕方なく連れてきた。
最初は揺れるたび布団に飛び乗ってきたが、この頃はラグの上で横になってる。
夜は一緒の部屋に寝るもの、と決めてしまったらしく、僕が眠りにつくとラグからベッドの下に場所を変えるようだ。
そのまま静かにしてくれてれば熟睡出来るのだが、ベッドの下の衣装ケースを押しのけて自分の居場所を確保しようとし始めるので、カリカリカリカリ、うるさくってかなわない。
なので場所を用意してやったが、そういうのは気に入らないらしい。
居場所は自分で作るのだとばかり、夕べもカリカリカリカリ。
外が白みかけるとドアの下が少しだけ明るくなるので部屋を出ようとしてまたカリカリとドアをひっかく。
近頃は僕にどうすれば何が伝わるのかを会得し始めたようで、同じ動作を繰り返すことで僕が気づくと判ったらしい。
外に出たければ、僕の脇から目的の場所まで何度も往復するし、ガラス戸を開けて中に入れて欲しい時は、ガラス戸のところに何度も姿を見せて時には網戸を引っ掻く。
そんな繰り返しの日々に僕はホントに寝不足になってる。
今も座椅子の上でこれを打つ僕の足に身体をもたせかけていて、とにかく身体の一部が触れていれば落ち着くのか、ほとんど居眠り状態に入っている。
困るのは寝ると全体重がかかって来ることで、8.5kgは足に重たい。
オイ、悪いけど、足、ちょっと動かすぞ。

2011年3月9日水曜日

Smile Blake


写真嫌いのBlakeなんですが暇にまかせてパチパチやってたら思いがけず可愛いショットがありました。
なんだか笑っちまいます。

2011年2月19日土曜日

Chasing Blake



今日の予定は「確定申告」を済ませてしまうことだった。
ところが…。


朝5時。妹の息子Daiki君がBlakeを散歩に連れ出してくれた。
Daikiは勤めに出る前にやってきてくれたのだ。
では、Blakeが戻るまでに下に降りておこうか、と寝ぼけ眼で身支度をし、各所の電気をつけて寝室の窓を開け放とうとした時、電話が鳴った。

「兄ちゃん、Blakeがまた逃げちゃったんだよ」

どうやら近所をひと廻りして、玄関につなごうとした時、Daikiの手から手綱がはなれたようなのだ。
その一瞬を見逃さず、Blakeは逃走したのだ。散歩用の綱と玄関につなぐための綱、合わせて2メートルのちょっと太めの綱を引きずったままBlakeは逃げたのだ。

心配の種は綱の長さ。
どこか人目につくところで何かに引っかかってしまえば発見は早いはず。
だが、林や藪の中で木の根元などに引っかかってしまうと発見できなくなる。
なぜならBlakeは玄関にいてさえ、綱を自転車のスタンドや植木に引っかけて動けなくなる。
彼は元に戻す、ということを知らないので、すぐに僕を呼ぶ。
威張った声でなく、「僕、失敗しちゃったんだけど」というすまなそうな声をする。
時々は失敗を見られたくないらしく半日くらい声を出さずにうずくまっていることもある。
林の中でそんな目に遭ったら、多分、鳴かない。

勤めに出なければならないDaikiは仕事を休む、と言い出していたらしいが、妹がなだめて、結果、30分経っても戻らない時は僕と妹と妹の勤め先の社長までが捜索に乗り出すことになってしまった。

そして、…。

イヤー、最近の逃走はほとんどが30分程度で、決まり切った散歩コースでなく、自分の行きたいところに行ってみたいという欲求の表れかと思っていたんですがねぇ。

1時間経っても2時間経っても、いや、それどころかお昼になっても帰りません。
僕は電動自転車の電池が切れるまで探し回り、妹は車で隣村まで出かける騒ぎ。
3時過ぎには一番下の妹も加わって、兄弟全員での捜索となった。
その間に役場に出向いたものの本日は休み。保健所などへの届けは明後日になってしまうといわれ、隣町の警察でも今日は土曜だから、と…。
すべて、間が悪すぎた。
なぜだか自転車でキョロキョロしていた下の妹を不審がったパトロール・カーが尋問したおかげで紐をつけたままの犬を見つけたら我が家に連絡をくれることになって…。
正式手順を踏んでも駄目で、たまさかパトカーに遭遇で、そっちの方が有効だったというところに今日が凝縮されていた感じ。

さて、逃走から12時間に近づき、そろそろ黄昏が忍び寄る頃、僕はもう疲れ切っていた。
玄関を開け放し、いつでも戻れるようにはしておいたが、その間、何度も窓辺に寄っては外をのぞき見る一日。
ああ、帰り遅い子を待つ親の気持ちってこれか…。

その間にも二人の妹からは携帯で捜索結果が次々に届き、二人とももはや諦め気分。
顔が可愛いから紐を掴めたら誰でも連れてっちゃうよね、が二人の意見で(なんでかBlakeは顔がイイ、という評価が定着しちゃってる。その割には犬仲間にモテない)、通りを渡る時、紐を車に踏まれて、そこに対向車が来たら…、なんて最悪の事態まで予測。
どんなにかわいがっても逃走したがるんだから、それはあいつの性。木に絡まって夜を迎えてしまったら、夜明けまで動けないから、腹を空かせて朝にはどこかから鳴き声が聞こえるはず。きっと明日には見つかる。もし、動けないところを他の動物に襲われたならそれがあいつの天命。轢死するのも運命だと、僕は結論した。

もう暗くなるので、これが最後と、妹二人が思い当たる場所をもう一度探すことにして5分経った頃だ。
僕は今日一日、何度もしたように二階の窓から下を見た。
暗くなりかけた我が家の前の通り道に犬が一匹、匂いを嗅ぎ回っている。
Blakeなら付けているはずの綱がないのだが、そいつはどう見たってわがBlakeだろう。

「Blake」

思いっきり優しい声で僕は呼びかけた。
そいつは尻尾を振り、玄関に跳んできたが、玄関は諦めてさっき閉めたばかりだった。
急いで後ろ向きで階段を下り(そういう足になっちゃってるので)、もどかしい思いで玄関の戸を開けると、いたはずのBlakeの姿がまた見えない。
暗い道に向かってなるべく威圧感を与えぬ声で呼んでみた。

「Blake」

すると奴は闇の中から忽然と現れて、僕に飛びつくと自ら玄関の中に入り、出しておいた朝飯に食らいついたのだった。
僕は急いで玄関の戸を閉めた。

そこで初めて気づいたのだが、首輪から下15cmほどまで紐が垂れ、紐の先は不揃いに切れていた。
やはり、どこかで紐が絡まり、30分のはずの散歩が半日がかりの散歩になってしまったに違いなかった。
おそらく、Blakeは何時間もかけて紐を食いちぎって帰ってきたのだ。

運良く、紐の替えがあったので、それを取り付けているところにすっかり諦め声の上の妹の電話。
帰還を伝えると急いでやってきた。まだ捜索中の下の妹にも伝えると彼女もやってきて、そこに勤めから戻ったDaikiも駆けつけ、みんなで泣き出す始末。
Blakeだけがみんなに可愛がって欲しいらしく、一人一人のところににじり寄って腹を見せ、手足をバタつかせて撫でてくれのポーズ。
みんなで泣き笑いした後、それぞれが夕食の支度に戻っていった。

Blakeは今、階段の下にペタリと伏せて、僕が下り来て触ってくれるのを待っている。
可愛いポーズさえすれば、いつでも許してもらえると僕をナメてる節が最近時々見える。
そこまで主導権は握らせねえぞ。固く心に誓う本日の店主であった。