2010年11月5日金曜日

JIN -仁-

「虫のいいお願い」

去年、「カフェ・セン」で評判だったTBSの日曜劇場『JIN -仁-』を、昨日までの5日間、CSのTBSチャンネルで連続放送していた。
本放送の時は1話目を見逃してしまったので見ないで済ましたのだが(僕は全話完璧に見ないと気がすまないタチなので)、今回は見事全回録画出来た。
今日は登校日なので電車の中で見始めたのだがもう涙と鼻水が止まらない。
ズルズルと鼻水すすりながら授業までの間に初回長時間バージョンを見終え、帰りの電車で二話目を見終えた。
もう止められない。
4時30分帰宅で今までずっと見続けて残すは9、10、最終11 話。
いやー、皆さんの評判に違わぬ面白さ。
原作の漫画が村上もとかさんなのでつまらない訳はないとは思ったが、こんなに泣けるとは!
毎話、鼻水もしくは号泣しております。
泣くのはイイワ、一日の疲れが取れる。

ところで1話目と言えば5夜連続の移民ドラマ『99年の愛』の1話目を録画した方はいらっしゃいますか?
隔週発売のテレビ番組表でチェックしていたために実はこの放送が番組表に載っておらず録り逃しました。
2話目は実は『ナサケの女』を録っていたんですが、チャンネル設定を間違えてこのスペシャルドラマが取れていて、ちょうど録画し始めたところで気づいて時間の修正も出来たという按配。
どうも2話目からでは気が乗らないので、もし録画してらっしゃった方がいらしたらお貸しいただけると嬉しいなぁと思っているのですが…。

2010年11月3日水曜日

予防注射は射ったのに

2週間ほど前にインフルエンザの注射をしたのだが何日か前から風邪気味だ。

この注射って他人から風邪がうつらないとか、そんなためのモノ?

突然の寒さにエアコンつけて、そのせいでうたた寝して、ソレで風邪引いちゃったりしたのかしらン?

風呂にも入れんで弱っとるだぎゃ。

2010年9月26日日曜日

9月のセレクト

今回のおたよりは8月の続編です。
そうです、胃のレントゲンを撮る際、飲んだバリウムの行方です。
この続編を書くにはいささかためらいの気持ちもあるのですが、約1名のご要望もあったこともあり、したためる次第です。 なお、この放送をお食事、おやつ中に聞いていらっしゃる方がいらしたならば、多少、食の進まぬことも生じるかと存じます。お許しください。
では始めさせていただきます。バリウムの行方は、基本的には次の3通りに分けられると、自らの経験から告白いたします。
第一の行方。
あれは、約30年前の就職活動の頃。自分を自分以上の能力者に見せかけなければいけない面接の連続にストレスが溜まった結果、胃痛に悩まされる日々。病院に行くと、即、胃のレントゲン検査でバリウムを飲まされました。
初めてのことゆえ、バリウムは噂ほど、まずくないの思いに浸っている私は、検査技師の「下剤はしっかり飲んでください」の意味がわからなかったのです。
結果、バリウムさまは、私のお腹に4,5日間、滞在なさいました。
バリウムは水に溶けにくい物質なので、勢いで押し出さなければ、腸が水分だけを吸収することになり、バリウムは前に進まなくなることを当時知らなかったのです。
水分は吸収されて、バリウムだけが腸に溜まる。
それは悲劇です。いつ医者に行こうかとウラ若き娘が、どれだけ、悩んだことか…。
あの苦しみ・不安は未だ、トラウマとして残っております。 これが最悪のバリウムの行方です。
2番目の場合、これは本人は苦しみませんが、ほかの皆様に迷惑をかけるという行方。
ご滞在なさるものの、1~2日でゆっくりご出発になるケース。
この場合、腸から押し出されはするのですが、他のモノとまざり、色が白いながらも形状を留めたものができあがります。
バリウムは水より重いこともあり、いったん形作られたものは崩れにくくなっています。
よって水流の弱いトイレにあたると、大変なのです。流れません。形をとどめたまま、水の中に居座ることになります。
外出先で、このタイプのトイレに出会った場合、もう逃げるしかありません。
申し訳ないと心の中で謝りながら。「次の方、どうぞ、お許しください」と。
また、ウチのトイレは、運悪く流れが悪い、古いトイレです。ウチに持ち帰った場合、大変です。検査室にあった攪拌機のごとく、誰かが形を崩し、まわして溶かしてから流さなければならないのです。
家での検査当日朝の合言葉。「外に置いてくるように」。
ただ、これは最近、サイホン式の一気に流れるトイレが増えているので、そういうことになっていると、お気づきでない方も多いと思います。 そして、最後はいちばん、良い行方。検査の施設ですべてのご一行がご出発なさる。
病院や人間ドック専門のトイレはその辺、良くできています。必ず、流れます。
何より、安心。清潔。
しかし、この方法をとるのは難しい。前日までの分を十分、抜いておかないと実現しないようです。
以上がバリウムの行方です。リスナーの皆様はたぶん、ほとんどの方は経験済みで目新しいことでもなく、むしろ、ご不愉快に感じられたことでしょう。でも、胃のレントゲンの検査を受けられた時は、「バリウムの行方」、それなりに気を使っているのではないかと思い、まとめた次第です。
また、検査を受けたことのない方のご参考になれば幸いです。
しかし、自分の人格を疑われるようなこんなお便りを続けて出していいものかといまだ迷ってはいるのでが、拷問といわれ、ウルサイといわれ、それ以上を求められるのならば、これしかないと蛮勇をもって、お便りしたしだいです。 今度はなんと言われるのだろうと楽しみにしつつ、いえ、恐れつつ、これでかぜさんのサイトのオフ会にはどんな顔して出ればいいのだろうと思案投げ首。ほかにいい題材も思い浮かばず、名誉を捨てた「くすくすサン」のお便りでした。

くすくすサンはもはや確信犯的に「ウッセー」お便りを書いてくれてますけど、「たむたむ」のころは皆さん、こんな感じの「うっせー」のが多かったですよね。
それが一つの特徴でもありましたしね。
この書きっぷりは昔の番組でやや受けた「こんにゃく」は消化されるのか、というお便りに似てますよね。
僕はバリウムを何度も飲まされた病歴を持つ上に、便秘症でしたのでバリウム飲んだ日は本当に注意しましたけど、2,3日出ないこともあって苦労した経験があります。
なので他人事でない話題でしたけど、まだバリウムの経験がない人でこれから人間ドッグなんかに入る予定など持っている方は本当にご注意くださいね。くすくすサンのこのお便りが、突然、人ごとでなかったことに気づきますから。

2010年9月6日月曜日

吸引力

最近テレビのトーク番組に引っ張りだこの「戦場カメラマン」渡部陽一さん。
別に見るつもりのなかった番組に渡部さんが映っていたり、予告編に彼の名が出ていると思わず録画予約したり、時間があるとチャンネルを合わせてしまう。
なんだろう、その吸引力。
しばらくそのわけは探らないでおこうと思う。

2010年8月28日土曜日

8月のセレクト

今月は番組でも読ませて貰ったのですが、皆さんにも一度お読みいただきたいと思ってこちらでも紹介させていただきます。
優しい心を持つ人ほど傷ついてしまうという好例ですが、皆さんの家庭でもこんなことが増えてきてはいませんか?
さいわい、今の僕ン家には起きていないんだけど(かつての家庭にはあった)、親を諫めて、諫めた自分の方が辛くなってしまうようになった時は、自分の方が親になった気分で彼らに接してやらなければならない時が来たんだなぁ、とうとう親を超えてしまったんだなぁ、と思うと我が身をうんと責めなくてもすむような気がするんだけどどうでしょうねぇ?

今月最も感じ入った一通です。

かぜさんこんにちは、あまりに暑すぎた夏でしたけどようやく終わりが近づいてきましたね。お元気にお過ごしのこととご推察致します。
かぜさんは甲子園の高校野球はご覧になりましたか?
今年は神奈川代表の東海相模高校が35年ぶりに決勝戦に出場しましたが、残念ながら決勝戦では13対1という大差で負けてしまいました。
え~~、この件につきまして親父と喧嘩をしてしまいましたのでご報告いたします。
話の発端は、その決勝戦。
それまでサイドハンドからの剛速球でチームを決勝戦まで導いてきた東海大相模高校のエース一二三(ひふみ)が、突然乱れて、沖縄代表の興南高校に大量得点を取られてしまった時の事です。
それをテレビで観ていた父が、
「まったく、しょうがねえなぁ。」
「おらおらおらおら、三塁回って、もう一点入るわ。」
「なにやってんだよ?このバカ」
と、打たれた一二三投手を愚弄するような言葉を言うのです。
「もう駄目だ、こいつは!」
「まったく、最低な試合だな。」
「どうしようもないバカだな。」
と、親父がそこまで言ったところで、私もつい大きな声を出してしまいました。
「『バカ』なんか言うなら、テレビ見なきゃいいだろ。」
そう言うと、親父の手元にあったリモコンをひったくって、テレビを消してしまいました。
親父があまりに口汚く非難するのが聞いていられなかったのです。
私も大人げないとは思いましたが、うちの親父が、口汚く非難するのは今に始まった事ではないのです。
親父は今までも、母に対しても私達兄弟に対しても、親戚に対しても、聞くに堪えないような汚い言葉を使って非難する事が度々ありました。
兄が交通事故を起こした時も、私が大学受験に失敗した時も、人格を否定する様な蔑視語を使って非難してきました。
今は、テレビのニュースやスポーツ中継を見ても、差別用語をたっぷり使って文句を言っています。
親父は、つまりは他人を非難することで、自分を高見に置いて優越感を感じているのです。
私はそんな親父に対する不満が生れてからずっと持っていたことと、ぶり返した今日の暑さも手伝って、ついにキレてしまったのです。
ただし、喧嘩にはなりませんでした。親父は、親に叱られた子供のようにしゅんとなって、居間に行ってしまいました。私は、こんどはキレてしまった自分が恥ずかしくなってしまいました。
かぜさん、子供を叱るのも嫌なものですけど、親を叱るっていうのも、凄く嫌なもんですね。・・・・しかもこんなくだらないことで。
今は私が大きく反省しています。
あなぐま

2010年7月31日土曜日

今月のセレクト

アンケートは頭が働かない時は拷問みたいなもの。
梅雨期と酷暑期に届いたアンケート。面白かったんですが番組では使えませんでした。
で、勿体ないのでこちらに転載させて貰います。皆さんならそれぞれどう答えますか?

【6月分】

かぜさんにアンケート!あっ、そこで逃げないで。待って!別に手をかざしたり、映画の券を売り付けたりしないから、付き合ってね、ねっ。
はい、それでは始めます。

質問1.かぜさんはトイレの後、便座のフタを閉めますか?

1.閉める   
2.開けたまま

かぜさん、ここでお答えをお願いしたいのですが、話の進行を考えて答えてねと厚かましく指定する私。

かぜさんのお答え 

★開けたままです。一人暮らしなので、閉める理由がありません。

1のフタを閉めるの場合、かぜさんは正しいです。なぜならば、温め機能がついている便座の場合、電気代がかなり浮き、エコになります。また、風水上もウン気が上がるそうです。べつにこれは根拠のないウソではなくて、それだけ水が蒸発しにくいから、乾燥して、細菌などが繁殖しにくくなるということもあるそうです。

残念ながら2の開けたままと答えたかぜさん。これはある意味正しいです。
だって、便器をさわらない訳ですから、清潔ですよね。
あっ、清潔で思い出しました。

質問2.です。ちっちゃい方をするときの姿勢は?

1.立ったままする  
2.座ってする

かぜさんのお答え

★立ったままです。小便は立って、うんこは座って、が僕らの時代の教育で、小便が座ってする物なら学校のトイレは全部、ポットンだったはずです。

ちゃんと座っていらっしゃる。さすが、トレンディなかぜさんですね。
と、話の進行上、決めつける私。
ちなみに、立ったママと答えたそこのあなた、時代遅れです。
なぜかというと…。
つまり、男性も洋式では座ってする派が増えているのです。
現在、3割ぐらいの男性がアサガオのないところでは座ってするという統計を聞いたことがあります。
ご存知の方も多いと思うのですが、的が外れてこぼれるのはよく知られる現象ですが、立ってすると少なくとも2メートル四方ぐらいに見えないような飛沫が飛び散るのです。
その様子を写した映像を見るとかなり、ゾッとするものがあります。そんなこともあって、だんだん座るようになったみたいですね。

あっ、なんか失礼なこと聞いちゃってすみません。
だから、これが最後の質問ね。
質問3
洗浄式便座でおっきい方をした場合、洗浄ボタンはいつ押しますか?

1.いったん、お尻を拭いてから、ボタンを押して洗浄して、また拭く。
2.ボタンを押して洗浄してから、拭く。

私、拭いてから洗浄するなんていう、1の答え、思いもかけなかったんです。
でもね、母はね、「そうしないときれいにならないでしょ」って。確かにそうなのよね。かぜさんはどっちにしてますか?
これが最後の質問ですから、思いっきり自由に答えてください。

かぜさんのお答え

★洗って、拭いて終わりです。

お付き合いすみませんでしたね。
ども、ど~も、ネタが切れるとシタのお話、英語でいうとbelowで、いえ日本語でいってもビロウなネタに走ってしまって。
でもね、こんな質問、乙女を気取っている私には人に面と向かって聞けないんですもん。昔からだけど、かぜさんの番組があってよかったわ。感謝ね。
で、放送を聞いていらっしゃるみなさんはどうですか?
乙女を気取るのは自由だ~と叫ぶくすくすより

【7月分】

で、アンケ~~~ト!!始めます。
かぜさんは包丁研ぎますか?
1.まめに砥石で研いでいる。
2.砥石では研がないが、簡易の器具、トギマーとか、刃キレールとかで研いでいる。3.包丁は研いだことがない。

はい、かぜさんの答えは2ですね。
といつものように、決めつけて話を強引に進める私。
包丁の切れ味ってね、料理の時に大切なんですよね~。 私、家事はみんな好きではないんだけど、その中で、好きなものどうしても一つ選べっていわれたら、料理を選ぶんだけど、その料理をしててね、時々、料理するのがつまんないなぁ~って思うことが、あるんです。そういう時って、必ずといっていいほど、包丁しばらく砥石で研いでなかったなぁと気がつくんです。やっぱり、まな板の上で、トントントンっていわなきゃ、つまんないんですよね。

昔、ある有名な料理学校が素人むけに教室を開いて話題になったとき、「一番始めに何を教えるんですか?」と尋ねられた時、包丁の研ぎ方、と答えていて、私、「またぁ、秘伝の料理を教えると店にこなくなるから、出し惜しみしてるのね~」と思っていたんです。

でもね、主婦歴10年ぐらいで気がついたんです。包丁が切れないと料理もおいしくないって。多分、素材の断面が違ってるんでしょうね。きゅうりの酢の物のときなんか、よくわかります。 それから、包丁はいいものを使わないとね~と思いました。

で、奮発して買った日本橋三越前の包丁屋さんのもの。それがね、切れないのよね。自分で研いでも切れるようにならない。どうしってって、お店に電話かけて聞いたら、持ってきてくださいって。で、持っていって研いでもらったら、切れるようになった。出荷する時に研ぐ人の癖があって、刃先を鋭角にするか鈍角にするかで切れ味が違うって教えてもらいました。前に、研ぎ屋さんが「新しい包丁でも下ろす前に1回研いだ方がいいんだよ」っていっていたのはこのことだったんだとわかりました。

良い包丁でも研ぎながら10年ぐらい使うと三徳包丁でもペディナイフぐらいにへっちゃうんですけど、それでも元はとれる。毎日のことなんだから、良い包丁を使おうと思っています。

で、アンケート
質問その2
かぜさん、包丁はどのようなものをお使いですか?

という、唐突な質問で終わるくすくすより

2010年7月11日日曜日

連日のBlake Jump


選挙に行こうとしたら後を追いかけようとしてこのJump。
紐を1mくらいに縮めたんだけど意味ありませんでした。
仕方ないので投票所まで連れて行きました。
家に戻ると早くも祭りのDON!が鳴り始めてしまい、Blakeの恐怖はさらにエスカレート。
今日はどこにでも逃げ込めるよう紐なしで家中をうろつかせています。
換毛期なのでもうそこら中が毛だらけ。
夜は選挙速報を見ながら掃除機かけなくちゃね。
僕はこれからスイカ出しに行かなくちゃだワさ。

2010年7月10日土曜日

仰向けBlake寝姿公開


2日続きの村祭の初日。

花火の打ち上げ音に何度震え、何度鳴いたことか。

夜8時。

Blakeはくたびれきったらしく寝ておった。


何人かの方が疑問に思われた「仰向けで寝るBlake」の全貌をここに公開!
丸見え陳謝! 猥褻だなんて言わないでね。

2010年7月9日金曜日

地震カミナリ火事KOJI

「シャレにならんぞ Blake!」という事件が頻発している。
理由はこの頃の自然気象だ。
地震を異常に怖がるのは彼がわが家にやってきてまもなくの頃、気づいた。
特に彼がやって来てから地震が多い。
イヤ、本当は地震が増えた訳ではなく、Blakeの尋常でない騒ぎ方で僕が地震をことさら意識するようになったのでそう感じ始めただけかもしれない。
ともあれ僕がそばにいれば彼はガタガタ震えてしがみつく。
揺れがおさまった後、もう、今日は二度と起きないと彼が確信すれば震えはおさまるのだが、僕がいないととにかくその場から逃げようとするようなのだ。
だが、彼は玄関の外側のドアノブに結ばれているので、玄関にあるあらゆる物に紐を絡めてしまったり、なぎ倒してしまう。
玄関ドアが開いている時はしばしば下駄箱や電動自転車を倒してまい、よくこれまで下敷きにならずに済んでいたと思う。
ところが、近頃の天気はBlakeに地震以上の大騒ぎをさせている。
彼の鳴き声が問題化して庭の塀を高くしたのはほんの少し前。
庭に住まわせることで鳴き声というか、鳴く機会そのものが半減して僕はホッとしていた。

ところが…。
Blake、庭にいるようになってから自分の小屋に全く入らなくなってしまったのですね。
それが自分の住まいであることも忘れてしまったようで、普段は庭の片隅に穴を掘ってそこに横たわっているのです。
彼には土のヒンヤリ感が心地良いのでしょうが、撫でてやる僕の手は常にドロドロ。
そんな訳で爪が汚い最近の僕です。
マ、でもそんなのは小さなこと。
僕は膝の故障もあって外出の機会が減り、家にいることが多いんですが、何をしているのかというと近頃、大抵居眠りしてるんですね。
天気のせいです。
知らない内に居眠りしていて、気づくと窓を雨が叩いているというパターンです。
とにかく、居眠りしちゃうと雨が降る、という訳です。
居眠りの目を覚まさせるのがBlakeの鳴き声です。
小屋に入ることを忘れてしまった彼は雨がよけきれないほど降ってくると家の中に入れろとばかりに吠えたてるのです。
この子に動物の本能がちょっと欠落しているらしいことは、どんなに腹が減っても、喰いたいものが出てくるまで食事をしないという頑固さでも判ります。
梅雨の季節までは食物もそんなに傷まないと思うので食べなければ3日くらいは放っておいたのですが、この頃はそうもいきません。
いつまでも置いておくとハエがやたらに寄ってきて、家の中にまで入り込むし、腹をこわされても困るので手を変え、味を変え、それなりの手間は掛けるのですが、それでも食べたくなければ見向きもしないというワガママは相変わらずです。
とにかく、Blake、ワガママは通す。
雨が降れば犬小屋でなく、家の中に入れろと叫ぶのです。
鳴く機会が減ったのに、これではまた逆戻りです。
すぐに家に取り込むのですが、雨にカミナリが混じるともういけません。
写真をご覧下さい。
この日は膝が痛くて階下に降りられず玄関に置いたままにしておいたらなんだかやたらに不快な音がする。
痛さをこらえて下に降りたら彼は網戸を外から破ってリビングに侵入。ガタガタ震えておりました。
カミナリは彼にとって地震以上に理由の判らないものなので恐怖は頂点に達してしまうようです。
抱いてやってもダメです。
狭いところを求めて、何故か一点突破を試みます。
抱いていると僕の太腿とふくらはぎの間に割って入ります。
勝手口の網戸を破ろうとします。家の中にいる時は冷蔵庫の下にも入ろうとします。
とにかくどうして良いか判らなくなるようなのです。
多分、どこの家の犬も地震とカミナリへの恐怖感は人間の子供以上なのでしょうね。
この恐がり方はBlake固有の物とはとても思えませんもの。
「火事」はさすがに経験せずに済んでいるんだけど、多分、火には足をすくませてしまうでしょうね。
どちらにせよこの子には過酷な自然界を生き抜く能力はなさそうです。
最近では空に黒い雲がかかるとカミナリを連想してしまうらしく雨が降る前に騒ぎ始めて、今日はついに勝手口の網戸にも穴を開けてしまいました。
そんなワケで、彼は理由の判らないものは(と言ってもあの小さな脳で考えるのだからほとんどの理由は判らないと思うんだけど)何でも怖がりますので、昨日は僕がシェービング・フォームの缶に穴を開けた音に驚いて塀を駆け上ってしまいました。
というか前足を塀にかけてのワン・ジャンプ。
飛び上がれないように張り直した柵も軽々越えて柵の向こうの塀の上にいました。
しかも、彼を担ぎ降ろして数分後、スプレー式ヘア・トニックの缶に穴を開ける音で2度目のジャンプ。近くにいた訳でもないのに「プシューッ」という音を聞きつけてのジャンプなので恐がりにもほどがあると思い今度はしばらく塀の上に置いときました。
明日、明後日は村祭。
僕は今年、隣組組長という回覧板を廻したり、町会報を配ったり、区費、その他の集金などをする役を負わされているので、御輿が出る際は担ぐ人にスイカを振る舞わねばなりません。そういう役目も負わされています。
塀の横を御輿が通るのでBlakeが吠えぬよう、場所を移動させてから出かけなければなりません。
それより日曜日は天気が悪そうなのでBlakeの移し場所もよく考えないといけなそうです。彼にとっても僕にとっても被害の出ないようにしとかないと…。
これからのカミナリ本番期を控えて頭の痛い飼い主でございます。

Hey! Hey! Jump!


要らぬジャンプ力だ。




2度目のHey!


破れ~た網ィ戸ォ。コバエくるわサ。

2010年6月3日木曜日

山田さんチに囲いが出来たってネェ

Blakeが何故かやたらジャンプすると書いたことがある。
散歩の途中、塀があると何故か飛び乗る。
だいたい僕の肩くらいまで飛び上がることは判っていた。

そのBlakeの鳴き声がうるさいという苦情が出ていた。
隣のアパートの住人である。
しかし、うるさいという人は他にもいたようだ。
実はウチにしょっちゅう遊びに来る小学二年の女の子がいる。
20メートルくらい先のアパートに住んでいるハーフのフィリッピーナで、この子がBlakeを大好きなのだ。
「Blakeの声、ジョビちゃんチにも聞こえる?」
「ウン、お父さん、昼寝もゆっくり出来ないって怒ってる。お母さんも時々、ウルサイって怒鳴ってる」
ありゃりゃんりゃん。こりゃ困ったよ、ってわけで庭をBlakeの住まいにしようとしたのだ。

ちなみにBlakeは1日5~6回しか鳴かないのだが、お隣も20メートル先も昼間寝ている人たち(病気じゃないので夜も寝てるんだけど)なので、このままではトラブル必至。
まず二軒続きのお隣から遠ざけ、鳴く回数を減らすために「武蔵」と顔を合わせないようにした。
「武蔵」はBlakeがやってきてわずか4日目に突然、飛びかかってきて噛みつき、Blakeをビッコにさせちゃったもう一軒の方の犬だ。
お隣が「武蔵」を連れて我が家の前を通る時、恐怖からなのだろう、Blakeは烈しくなく。僕と一緒の時は鳴かないので、恐怖心が鳴かせているのだと思う。
「武蔵」は声も出さず、無視して通り過ぎる。余裕のふてぶてしさで(この辺の観察は悪意が混じってるのはいうまでもありません)。
「武蔵」の散歩の往復分、鳴く回数が減れば、ご近所に少しだけ申し訳がたつ。

最初は2メートル四方の天井付き犬小屋を考えたのだが、デカ過ぎて僕がゴミ捨てにもゆけない。
ひとサイズ小さいのにしようとしたがどうも圧迫感があってBlakeが可哀想。
そこで塀を高くして鎖を外してやるのが良いのではないかと考えたのだ。

早速、既存の塀の一部を壊して、ブロックを積み足して貰い、ブロック部分100Cm、その上にスチールの柵60Cm位をつけ足して貰ったのでした。
これで高さおよそ160Cm。工事費合計16万円超。なんと立派な犬小屋なんざんしょ。
涙がチョチョ切れそうな大出費でございました。

さて、庭に移して今日が4日目。
買い物から戻りますと我が家の前にわずかだが人だかりがしております。
人々の頭越しに見えましたのがなんと、塀の上のポニョならぬわがBlake。
皆さん、笑いながら見物なさってます。
今日は紐を付けておいたので、塀の上までしか辿り着けませんでしたが、紐がなければどうやら脱出成功、という図でございます。
あああ、これじゃあ金をドブに捨てたも同然だぁ~!!!

こんなバカな話は皆さんに笑っていただかなければ元が取れない、と思い、ご近所の方が帰った後、記念撮影しましたのだワ。
その時、気づいたのですが、実はBlakeが飛び上がった場合、ここまでは登ってしまいそう、という気になる箇所があったので、応急処置としてスチールの柵の残りをビニール紐で縛って角になる部分は埋めておいたのです。
ところが、彼は角に出来た三角形の隙間を垂直に飛び上がってブロックに乗り、そこから構造上どうしても隙間となる塀の上に飛び乗っていたのです。
その隙間、どう見ても彼の頭くらいしかないのですよ。
僕は思わず叫びましたよ。
「おまえは猫か! そんなことが出来てなんの得がある!?」

ブロック部分を高くしすぎると僕自身に圧迫感が生まれるだろうと考えたのが間違いの元。
思いっきり塀を高くすべきだったのですね。もうあとの祭りでこれ以上の出費をする気はない。
なんか僕、泣きたいッス。でも、皆さんには笑って貰いたいッス。
※塀の上のブレイクはひとつ前の日記で見られます。

ヘイ!







2010年5月1日土曜日

ちかれたびィィィ(古い!)

本日は毎月恒例の定期検診日。
9:12分発の電車で10:18分、池袋着。
膝の痛みで階段が下りられないため、どの駅でもエレベータを探さなくてはならず、東上線池袋と丸ノ内線池袋、そして病院のあるお茶の水と都合3回エレベーターに乗り降りする。
こういう身体になってから気づいたんだけどエレベーターを利用している人って多いね。
高齢者社会だから当たり前なんだけど、僕なんかまだ高齢者のひよっこだし、男なので、思いの外、ジロジロと胡散臭そうに見られる。
外見を舐め回すように見たって膝の痛いのなんか判らないと思うし、僕の尻ポケットに身障者手帳が入ってるのも見えないと思うよ。
それよりあなたの横をスルリと抜けて平気な顔でエレベーターに乗り込んだ女子高生とOLにひと言文句言ってやった方が良いと思うけど、なんで僕ばかり…。
僕はこうして何回か上り下りするエレベーターを見送り、最後の乗客になった時にやっと乗り込む。
そんな思いをしてなんとか病院まで辿り着き、いつも通り採血。
結果が出るのに1時間を要するので本を読みながら順番待ち。
『映画は女優で見る』。秋本鉄次さんの軽妙な筆致の、彼曰く「銀幕姉ちゃん品定め帳」。
映画はテーマや監督で見ない、女優で見る。それが秋本さんの美学なのだが、「映画はスターで見る」と言い続けてる僕と一脈通じるスタンスの見巧者。
…なんだが、シチ面倒臭いことを言わない見手というのはどっか軽いね。
重厚な理論やマシな言葉と無縁なところにいるとどこか「小僧っぽい」印象になりがちで、そこまで僕とそっくりなんだ。
なので、僕も早く、「小僧」と割り切って軽薄にモノを言い始めれば良かった、と思わされた。
僕は長いこと、マシなことを言う人になりたかったので、自分の限界は知っていたくせに、軽薄な「小僧」のスタンスを固めることが出来なかった。
早くその視点からモノを言い始めればもっと自分自身面白くなれた、面白く生きられたのにナァ、と反省させられた。
つまりこの本はそれほど軽薄。でも僕は面白かったし、僕自身を振り返る材料にもなったので5重丸を上げた。
さて自分の番が来て、まあ、先月と特別何が変わった訳でもないのだけど、夕べ不整脈を起こしたので1種類だけ薬が変わり、なぜか余りすぎてしまった別の1種類の処方を止めて貰った。
会計を済ませ、外に出、さて調剤薬局でまた待つのが常なのだが、連休に入ったためだろう、普段なら1時間待ちが、今日は20分とかからず、時計は正午を30分ほど過ぎた辺り。
月に一度のとんかつ(学校がある時は週に一度、となるんだけど先月はチャンスがなかった)を丸善前のとんかつチェーン店で食べ、地下鉄で池袋へ。
1:36分発の電車に乗れたので3時前には帰宅した。
計6時間の「小旅行」である。

さて、僕を玄関で待つBlakeの熱烈歓迎は良いのだが、最近、彼の吠え声が母の管理する隣のアパートの住人と悶着を引き起こしていて頭が痛い。
二日前、僕が家を出る時、Blakeがあまり泣くのであやしていたら、アパートの方から客に「犬がうるせぇんで蹴飛ばしてやりてえんだよ」と言っているのが聞こえた。
客に聞かせるというより、僕に聞こえるように言っているのは明らかだったが、今日も全く同じ台詞を妹が聞いたらしい。
早急に手だてを講じなければならないのは判っているので、しばらく前から猫の額ほどの庭に住まわせるべく案を練っている。
まあ、塀を高くして、逃走も防がなければならないので、またまた結構な出費となりそうだ。

隣組組長としての集金を済ませた後、Blakeの散歩。
膝が痛いとか病院帰りとかいう僕の事情を意に介さぬワガママな要求に根負け。
何故って彼の表現法は泣くこと、吠えることことだから僕は自分の身体のことなんかかまってられないのだ。
コイツが僕のいない間に蹴飛ばされないように、と考えると散歩に出てやるしかないではないか。
夜7時。無理矢理二階のベランダに上げて、睡眠薬入りのソーセージ詰めパンを食べさせたら、夜8時現在、諦めて眠った気配。
可哀相だけど色んな手を使って、どんな方法があるのか探ってみるしかなさそうだ。

あ~あ、なんとも疲れた一日でした。

2010年4月27日火曜日

Blakeの朝




「ケン!!」
本当に耳障りなBlakeの鋭いひと声で僕の朝は始まる。
時計はまだ6時前。
メンドクセエナァー。
僕は二度寝を決め込むが年寄りの哀しさ、二度目の眠りはやってこない。
そもそも寝る体力がもう残っていない。
それでもすぐに起きて行くのは癪なので、蒲団の上でウダウダしていると、20分後、
「うー、ワン!!」
うなり声つきのひと声が家中に響く。
僕の寝室は二階。扉は閉めている。
玄関では少し苛立った「うー、うー」という小さな唸り声がしている。
「最初のひと声で目覚めたはずだ。いつまで下に降りてこない!」
というイライラが伝わってくる唸り声だ。
それにも知らん顔して、仕方なしの身支度を始める。
すると、僕が身動きし始めたのが判るのか
「キャン、キャンキャン」
と甘えた可愛い声で吠え始める。さっきまでの威張った声は何だ、といいたくなるような可愛い声なのだ。
既に彼の術中にはまっている。
だが、可愛いとは言っても耳に刺さるような鋭さは相変わらずで、幼くて声が出来ていない分、加減を知らない鋭さだ。
通常はこの甘え声で下に降りるのだが、その時、洗濯物を持って降りるのは日課だし、ゴミの日などは寝室と仕事部屋のゴミをひとまとめにする。
つまり、寝室を出てから多少の時間がかかる。
その時間に彼がやるのはこういう(写真のような)ことである。
イライラして、玄関にある物を咥えては放り投げる。
もっとイライラさせると靴をかじったりする。
ちなみにサンダルはおろして三日目くらいには大抵かなり深い歯形がついていて、わが家のサンダルというサンダルに齧った痕がある。
まあ、こんなに可愛くっちゃ何しても怒れやしないんだけどね。


ちなみに写真ではまだ夕べのご飯がほぼ口もつけずに残されていますが、コレは散歩から帰ると空になります。
朝ご飯はダラダラと少しずつ食べて夕方には空になります。
そんな訳で日によって食の細い日はあるものの結構食べるようになりました。
「愛犬元気」をやっていたのですが、ある日、「ペディグリー…」を上げましたら「愛犬…」を残すようになりました。
40円の差で旨さが違うようです。
量販店で一番安かった「ユニーク」は全く見向きもしなくなり、大量に余ったまま物置の隅にいます。
まあ、こんなに可愛くっちゃエサ代がいくらかかっても勿体なくないんだけどね。
って、同じ口調でわざわざ二度繰り返し。溺愛状態でございます。
ロンドンの貧民窟で生きてきた「腕っこきドジャー」みたいな奴なので値段や味の高低や不味美味にはどうも敏感みたいだ。
飼い主の扱い方もよく判っているようで、そこがちょっと鼻持ちならないとこかもネ。
って言いながら実はコレも自慢してんだけどサ。

つい先日咲いたばかりの桜。もう、葉桜となっています。
僕はこの色の方が好きかもしれない…、と思い始めました。

2010年4月16日金曜日

花育の日々




こんなことが自慢になるかどうか判らないんだけど、僕は植物を育てるのが割合上手です。
昔、妻の管理の下、葉が全部落ちてしまい、ただの「根」がある棒のようになってしまっていたゴムの木を葉の生い茂る立派な木に育て上げました。
幸福の木もすでに4年。高さ1m超。見事な葉がついています。
ただ、僕自身がビックリしているのは「胡蝶蘭」。
胡蝶蘭といえば舞台に出演中のスターさんに贈られる代表的な楽屋花です。
ハッキリ言えば開店祝いの席か楽屋でしか見たことのない花です。
ところが昨年、一軒家に住むことになったら、知り合いからこれが贈られてきました。
通常、一週間くらい人の目を楽しませて、はかなく散って行く花ですが、花は落ちても何故か葉は青々としているんですね。
生きてるモノを葬ってしまうのはなんか酷な気がして水をやり続けましたら、ナ、ナ、なんと今年花をつけてしまいました。
1週間の命のために高額取引されている高慢ちきな花なので、現在は、こんなに長生きさせられて2度も人の目楽しますンかい、みたいな偉そうな態度で咲いていますが、これがやがて僕に向けてだけ、「ねえ、アタシってキレイ?」と語りかけてくるのを待とうと思っています。
ちなみに、死にかけた植物を生き返らせるのには「君はもう少しでとっても綺麗な花をつけるはずなんだよ」とか「ごめんね。こんな枯れさせちゃって。この春には綺麗に咲こうね」といった簡単な言葉を語りかけてやるだけで充分です。
葉や花がついたら指で触れてやり、葉を撫でてやり、「ああ、立派な葉がついたね」「君はなんてキレイなんだ」と言ってやると日増しに葉は大きくなり、花は美しく開きます。
ちなみに僕はBlakeにも言葉をかけますが、正月にやってきた友人は「かぜさん、いつもそんな風に話をしてやるの?」と怪訝そうでした。
花に僕の言葉が判るように、Blakeも多分、僕の言葉が判り始めているんじゃないか、その内、きっと聞き分けのよい子になってくれるんじゃないかと思っているんですが…。

2010年4月7日水曜日

桜満開


2日前は花の隙間に道路が見えたのに今日は既に満開。
隙間はなくなりましたが、色が淡すぎてなんか風景にシマリがない。
この頃はこの色の桜が多いけど、僕はもう少しだけ、少しだけね、濃いめのピンクの花が好き。
本日わが家地方は雨。
瞼が下りて下りて下りて…zzzzzz。

2010年4月4日日曜日

期間限定。「目印は桜」




わが家の前にある桜。
訪れて下さる方に「横断歩道を渡ったところに桜の樹があってね」と道案内するのだが、実は格好の目印になるのはこの季節だけ。
ところがその案内が癖になっていて、他の季節にもついついそう言ってしまう。
ところが訪問者は言うのだ。
「桜の樹なんか見えないよ。きったない黒い樹なら1本あるけど。エッ、これが桜なの。花が咲いてなきゃ桜じゃないヨォ」
一番最近、その通りの言葉を発したのは3月14日に訪れてくれた元・劇団四季のF君だ。
あれから半月。3月31日には蕾が開いたばかりだったのに、わずか4日でもう八分咲き。
道を挟んだ保育園と寝室から20メートルの所に建つ鐘楼の桜もほぼ咲き揃い、わが家の周りは今、花の里。

2010年4月2日金曜日

本日、母が


乳ガンの摘出手術。

その病院の庭で既に満開の桜。

2010年3月28日日曜日

時々あいつは




猫にエサを食べられてる。

2010年3月24日水曜日

雪ジャン!

今日はFMさがみの録音日。
出がけに寒かったのでコートを羽織った。
完璧な冬支度は正解で赤坂に着いたら震えが来るほどの寒さ。
心臓が締め付けられる感じでニトロを舐めようかと思ったほどだ。
録音は口が廻らず頭1分ほどで取り直しをした。
声だけは何故かちゃんと出て、予定の時間に作業を終えて家路に付いた。
イヤー、櫻の開花予報さえ聞こえてきた今日、なんとわが家地方は雪です。
今日は調子悪くて布団から出られず、勇を鼓舞して何とか仕事しに行かなければならなかった理由はすべてこの天気のせいでした。
これでも気象庁は予想通り暖冬でした、と言うのでしょうかね。
単に「気温を平均したら例年より暖かかった」というのを「予報」とは言わないと思うね。
寒すぎるのでちょっと言いがかり。

2010年3月19日金曜日

時々あいつは


仰向けに寝ています。

2010年2月17日水曜日

ヘルシー・メニュー始めました


朝夕2食を宅配のヘルシー・メニューに頼ることにした。
午前中、その日の夕と次の日の朝用の食材が届く。
メニューは3週間前に届けられているので、10日前までなら定期のコースを解約して、別コースのメニューを頼むことも出来る。
僕の「ヘルシー・メニュー」コースは2食分のカロリーがおよそ 1000kcal 強なので昼に多少ボリュームのあるものを食べることも出来る。
一人ではカロリー・コントロールは難しいので、病院食だと思って食べればこれでも良いんじゃないか、と思っている。

病院の食事に慣れている(なんの自慢だ)僕にとって、このメニューの印象は、まあ、病院食よりはマシなんじゃない? って感じなんだけど、調理には結構手間がかかるね。
熱湯で温めたり、レンジで温めたりはメニューの内の1つだけで、あとの2つは切ったり、焼いたり、炒めたり、摺りおろしたり、割と厄介。
多分、この手間に飽きるか、ボリュームの無さに飽きるか、そんな日は遠くないような気もするけど、まあ、それはそれで良いんじゃないかな。

なんたってダイエット効果はテキメンで、わずか2日で早くも1.5kg減だ。
便秘症の僕が4日に1度のウンチをすると、それだけで1.5kg位は確実に減るので(なんせ、出てないので、出る時ゃ出ます)、まあ、目標体重に大きく近づく。

多分、減量目標5kgは数ヶ月で達成すると思う。あまりにも楽観的か?
その5kgが落ちないからヘルシーメニューの宅配に頼ったんじゃねえのか! という天の声は聞こえるけどサ。


この宅配食の良さは、なんたって腹が減ることだ。

朝8時に食べると、正午には確実に空腹を覚えていて、昼にちょっとカロリーの高いものを食べておくと、6時頃にちゃんと腹が空いている。
いかにも病院食的なのはカロリー合わせを牛乳やバナナやヨーグルトでしていることで、それで計算上の辻褄合わせをするより、主たるメニューの方にもっと上手く取り入れて欲しかったな、という気はするけどね。

かといって夕食もそんなにボリュームがある訳ではないので、翌朝までお腹が持つか心配になったのだけど、そこは病院慣れした(自慢するなって)僕のこと、次の朝まではもう何も食べられないぞ、と頭の中で唱えると案外持ってしまうんですね。
手術とか検査があると半日食べられないのは当たり前、みたいなことが多いので、この頃は20時間くらいまでは水1杯くらいで我慢できるようになっている。
しかも今は病気中ではないので、腹減ったらお菓子でも何でも食えばよい、と思っているから、気はかなり楽。

Blakeの前でモノを食べると彼が欲しそうな顔と仕草をするので、可哀想だから目の前では食べないようにしているので、それも大きな抑止力になっているかも。

とにかく、この冬は寒いので、Blakeはやたら家の中に入りたがる。というか、僕のそばに居たがる。
部屋は床暖房と、日によってはエアコンが暖かい風を送り出しているので、外よりは当然快適。
近頃は完全に部屋に居着いてしまって、もう、可愛いったらありゃしない、こんな按配です。

2010年2月5日金曜日

逃走のスキャット



最近、Blakeは立て続けに2度逃走した。
1度は僕が鎖を解いているのを忘れて玄関を開けてしまったからだ。彼が向かったのはこの家に来てわずか4日目に噛みつかれて大怪我を負わされた「武蔵」の小屋だった。「武蔵」は小屋に繋がれている。卑怯にもBlake は繋がれている「武蔵」に吠えかかった。
けれど一度噛まれているので怖さは知っているらしく、飛びかかりはしない。
「ホラ、俺は今、フリーハンドだ。おまえは飛びかかろうとしてもこれやしないだろ」
そんな吠え方。
僕は大声で叱りつけて、彼を抱えて家に戻した。
興奮してる風でもなく、言われるまま鎖に繋がれて一件落着した。
単に「武蔵」に吠えたかっただけのようだった。


2度目は昨日の朝だ。
実は僕は11月20日からBlakeと散歩していない。
症状が出始めてから三度目、前回からは3年ぶりに頸椎からの痛みが始まったらしく、腕が上がらなくなってきた。
これが始まると6ヶ月は覚悟しないといけないので妹にBlakeとの散歩を頼むことにした。
Blakeは妹に一番従順で身体のシャンプーも僕の言うことはきかないが妹には黙って従う。
彼女は自分自身が散歩を命じられている体調なので快く引き受けてくれ、現在に至っている。
彼女はかなりの距離を歩いてくれるのでBlakeは彼女との散歩を楽しみにしていて、7時には玄関に出て、彼女が家にやってくる方角をジッと見ている。いつまでもいつまでもそうしている。
彼女の姿が見えると、喜びが絶頂に達してしまってなんとも言えぬ、甘い、可愛い、だが狂った鳴き声を上げる。狂喜の声だ。
そして、数メートルにまで近づくとすでに喜びを通り越して声は命令に変わり、「早く散歩に連れて行け」と威張って吠え散らす。だが、その威張り声の中にも甘え声が混じるのがなんともハヤ、だ。

ま、散歩の仕方は相変わらずで、急に走り出したり、向きを変えたりするので彼女は度々脱臼しそうになっている。
「Blake、力がついてきちゃったから兄ちゃんにはもう散歩させられねえよ」
が彼女の見解だ。


さて、昨日の逃走は僕が散歩に送り出す時、鎖を掛ける輪を間違えたのが原因だ。
急に動いた時、首輪がキュッと締まって警告するものをインストラクターが置いていってくれたので、それを使っているのだが、僕は警告しない輪に鎖を掛けてしまったのだ。
つまり、警告するために首輪自体がもともと緩く出来ているのだが(弛みがあるから急に動くとそこが絞られて首輪が締まる。もちろん、あまりきつくは締まらない仕掛けになっている)、首輪の根本2点と鎖を掛ける頂点とに輪があって、頂点に鎖を掛けると根本が絞られるのだが、僕は間違えて根本の輪に鎖をしちゃった。
これだと、もともと緩くできているので、ちょっと無理すると頭からスポッと首輪が外れてしまうのですね。で、その通りになった。
Blakeは逃げました。時は登校時。
子供に噛みつく心配を僕は全くしていないのだけど、逃走だって予想外なんだから、何が起きるかは判らない。
妹は彼女のご亭主と僕とに電話した後、車で探し始めた。
これまでの経験からそんなに行動半径は広くない、と思ってはみるものの、逆に言うと、半径外に出てしまったら、彼自身にも戻り方が判らなくなってしまうことにもなる。
まあ、マフラーも耳当ても、ましてやマイナス気温対応の重装備もしないまま慌てて家を出てしまったことを悔やみながら想定コースを歩いてみましたのサ。
ちょっと散歩コース外にも出てみました。

およそ20分。
踏切を挟んでかなり急勾配の坂道の、その途中の石段から義弟が降りてきて、「どこにもいないねぇ」と落胆顔。
でも僕はその時、なんとなく閃きましたのサ。
Blakeが逃走を始めてからの時間を考えると、しばらくはウロウロ。その内、少しは迷い、少しは叱責を覚悟していつもの散歩道を辿って家路を目指す。
でも、すぐには家に戻りにくい場合、我が家の近所数軒以内、おそらくは前の逃走の時と同様、どこかの家の植え込みの陰で発見されるのを待っているのじゃないかなぁ。
僕はそんなことを思いながら義弟が降りてきた我が家の裏の家の石段を昇ってみましたのサ。
わが家からおよそ30米。
なんか、石段を上り終えた植え込みのあたりからヒョコッと姿を現すのじゃないかなぁ、なんてね。

案の定でしたねぇ。
「キュ~ン」と一声、僕の前に飛び出した彼は前回同様、お腹を上にして足をばたつかせる始末。
「おい、どこに行ってたんだァ?」
怒っても仕方ないので甘い声で呼び寄せ抱き上げると、おとなしく腕の中に収まって尻尾を振り続け、みんなを巻き込んでの逃走劇だったなどとは微塵も思っていない様子。
義弟妹にケータイで無事確保を伝え、落着いたしました。
Blakeは集まったみんなにも尻尾を振って愛嬌を振りまき、悪びれた風情は毛ほどもなく、みんなも仕方なく疲れた顔で笑って済ませました。
だけど、実際には彼は自分が何か悪いことをしたらしいことには気づいているんですね。
昨日一日は聞き分けも良く、ご飯も完食しました。
ただ、今朝は昨日の出来事をすっかり忘れていて、朝食もふた口くらいで止めて、今日も隣の猫に全部平らげられてしまいました。


ところで、僕はオ隣の猫がちょっとキライ。猫好きな人を考慮して「大嫌い」と言えないところが痛し痒し、って、もう言っちゃったも同然か!?
なぜって、彼ら(今や数が増えてしまって何匹いるのか判らない)は玄関の柱の下がBlakeの食器の置き場所であることを承知で、しかも、自分たちは毎日、盗み食いに来ているくせに、夜の内にそこに小便をして行く。意地悪な連中だ。
我が家の玄関はおろか、ポストの下や自転車用スロープなどにも、まあ、至る処にして行く。
最近は家の中から「シッ」と追い払うことにしているのだが(ちなみに猫を追い払うことから生まれた言葉が「スキャット」。「シッ、キャット」=「スキャット」)、あまり効き目はない。

今日は良い天気。
写真を撮ろうと思いましたがBlakeは大の写真嫌い。
カメラを向けた気配だけで寝転んだり物陰に隠れようとして、絶対にこちらを向こうとしません。
これまでのは奇跡的なベストショットだったのですが、今日の1枚は寝転びながらもチラリと僕の機嫌を窺ったモノ。
撮られるのはイヤだけど一応気も遣ってる、という1枚です。

2010年1月10日日曜日

お利口Blakeの正体

Blakeが結構お利口であることは何度かここで自慢させてもらった。
ただ、この頃、気になるのは「ちょっとお利口すぎないかい?」という心配だ。
たとえば彼はインストラクターが一度教えただけで、「お座り」「待て」「伏せ」を覚えた。
だが、彼がそれを正確にこなすのはインストラクターの前でだけ。
インストラクターがいない日(つまり大半)の僕の前では彼は「お座り」と「待て」を省略してしまう。
何かご褒美が出そうなときは最初から「伏せ」の態勢で待っている。
「お座り」からやり直させようとすると「なら要らない」とばかりに「お座り」の姿勢のまま中空を見つめて、何10分でもそうしている。
僕も意地になってジッと彼の顔を見つめたまま無言でいたが、根負けした。
気に入らない食事は決して口をつけない。
あまりにそういうワガママが多いので食べるまで食器をそのままにしておいたら、3日間、何も食べなかった。
この時も僕が根負けして新しい、味の違う缶詰を上げたら、数秒で完食した。
コレなら喰うのだ、と思い日を置かずにあげたら、また口をつけず、未だにどの缶詰とどのドライフードが好きなのか判らない。
食事の途中で何か他のことが気になると途中で食べるのを止めてしまうので、時々、隣の猫に全部食べられていたりする。
なので、彼が一日、どれくらい食べるのかも正確には判っていない。
こんなに食べたり食べなかったりなのに目方はキチンと8.5Kgにまで増え、ウンチは相変わらず大量にする。

さて、Blakeが忠実な番犬であることを僕はこの頃シッカリと認識しつつある。
というのも彼は僕が1階でテレビを見ている間は寝込まない。
戸を開けてトイレに立ったり、寝るために2階に上がろうとすると小屋からノソッと現れて、「ちゃんと起きてたよ」という意思表示をする。
僕の階段を下りる足音で彼は小屋から出て、「お座り」の姿勢で玄関の戸の前で待ち受けている。
そんなわけで、僕は1階でのテレビ鑑賞は早めに終えて、最近は2階の仕事部屋で見ているのだが、用事で階下に行くのもひかえ始めている。
だって、どんな時間でも眠そうな半開きの眼をして、小屋から出てくるんだもの。
可哀相でしょうがない。

こんなBlakeなので見知らぬ人にはよく吠える。
その吠え声が気になって僕は仕事中、しばしば声のしている玄関辺りを見下ろす。
ところがつい先日見てしまったのだな、彼の泣き声の真実を。
ある日僕は1階で書類の整理をしていた。
いつものようにBlakeが吠え始めた。
僕がそばにいることが判れば、彼は僕に不審者の報告をしなくて良い訳だから、僕は大抵、「Blake! 判ったよ!」と声を出す。、
さて、最近、彼が鳴いているとき、2階から道を見ても、誰も通っていないことが何回かあった。
彼の無駄吠えがちょっと気になっていた。
その日、僕は彼の鳴き声に返事をしないでそっとガラス戸のそばまで寄って行き、外を見た。
案の定、道に人影はない。
なのに、Blakeは吠えている。
多くの場合、自分の視界から人影が消えた途端、吠えるのを止めているのに、なぜかいつまでも鳴いている。
そして、見てしまった。
彼は鳴けば必ず僕が顔を見せる2階の窓をチラッと盗み見ながら鳴いていたのだ。
つまり、僕が1階にいる限りは僕の存在を近くに感じていて、そんなに吠えなくてもすむのだが、2階に行ってしまうと彼にとっては距離感が出来すぎてしまって、かまって欲しくて仕方がないのだな、多分。
これまでもそのために無駄吠えしていたことが度々あったのだと思う。
僕は知らずにまんまと乗せられていた訳だ。彼の言いなり。

ちょっとショックだった。
と言って嫌いになってはいないけど。
僕が彼で遊んでいるように彼も僕で遊んでいると思えばイーヴンってことか、と…。
でも、ショックだったよ。←まだ言ってる。

2010年1月5日火曜日

雪でした(犬 ウソ)


朝、物干しからしずくが落ちていた。

雨だったのか? とお寺の庭を見たらうっすらと雪が残っていた。

霜でも霜柱の溶け残りでもなく、紛れもない雪。

早速写真に残しました。

2010年1月1日金曜日

Happy New Year!



今年もよろしくお願いします。
Blakeはこんな風に後ろから抱かれるのが好きです。
必死で僕の顔を舐めようとしています。
おかげで着ているモノは毛だらけになります。
これが2010年の初ショット。