2013年3月2日土曜日
点滴中
2月24日、日曜日。
法事を終えて家に戻った。
夜7時。
テレビを見ながらパソコンに向かっていると世界がグラリと揺れて倒れそうになった。
まもなく普通に戻ったのでそのままテレビを見ていたが、9時。
法事で食べて以来、何も口にしていなかったので、突然空腹を覚え、珍しくラーメンを作った。
さて、ひと箸つけようとした瞬間だ。
目の前がグルングルンと左に回転し始め、気持ち悪くなった。
ラーメンはそのままにして、とにかく電話を、と歩き始めたが、床が回ってしまうので、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
やっと受話器を掴まえてすぐ下の妹に電話。救急車を依頼した。
まもなくおさまったこれまでに経験したことがないほど強烈なめまいだった。
9時20分。救急車到着までにまた1度、めまいに襲われたが救急車には自分で乗った。
受け入れ先は我が家からはちょっと距離のある東松山市立市民病院。
僕が疑っていたのは「食物アレルギー」。アレルギーがある、と検出されたばかりなのに、法事で出た鮭のルイベに箸をつけてしまったことだった。
しかし、問診と検査の結果、「突発性頭位めまい症」。
耳鼻科を検診してください、と言われ、2時間後、家に戻された。
2月25日(月)。
横になっていれば楽なのだが、トイレに行こうなどと思うと床が揺れる。
モノや壁を伝って歩かないと危なくて仕方ない。
それでもメシと洗濯は何とかこなした。
メシは妹たちが買ってきてくれるコンビニ食で間に合うのだが、昨日、お墓に行く前に農協で野菜を買ったものだからそれが気になって、茹でたりなんかしてた。
歩くのに困る程度のめまいなのだが、「頭の位置、角度によってめまい症状が出る」というその角度や位置が自分で特定できないので、このまま病院に行っても上手く説明できないな、と思い、結局、一日目はどこの病院にも行かなかった。
2月26日(火)。
一日、ベッドの上。
めまい症状は歩く時のみ。
歩行が心許なく、めまいなのかどうかも判らなくなり、この日も病院行きをためらった。
2月27日(水)。
僕には心強い友達がいる。
現役の病院長やこの症状の経験者たちだ。
アドヴァィスを求めれば即座に返してくれる彼らの言葉に「僕は多分、死ぬことはあるまい」と気持ちを強く持つことが出来た。必要以上に怖れずにすんだ。
しかし、症状はぼやけるばかりで、結局、歩くのに方向が定まらない、という以外、めまいを感じることはなくなり、他人への説明には説得力を欠くことにしかならない。
この年齢の人間が発する曖昧な言葉を世間は割と許さない。
理知的な人はこちらの曖昧な部分を執拗に問い詰めてくる。
60歳を過ぎてからそんなシーンに度々出会い、今の症状のこのあやふやな説明なんて誰にも取り合って貰えないな、と萎縮したまま3日目も過ぎた。
2月28日(木)。
体調に異変を感じた。
朝、顔を洗う時、右手がほとんど水の冷たさを感じない。
炊事の時も同様で、おまけにレンジからミトンなしで皿を取り出しても、熱さを感じなくなっていた。
午前9時。
どうせ明日、膝に注射が必要なのだから一日早めてこの症状を聞いて貰おう、といつものクリニックへ。
ちなみに、僕には頸椎損傷の過去がある。
大酒飲みだった頃、深夜、自転車で帰宅中、道で倒れて20分くらい、道路で寝てた。
以来、頸椎の第5、第6がどこかの神経を触るらしく自転車のハンドルを持てなくなったり、頚の硬直感に悩まされた。レントゲンを撮るのにベッドに仰向けになることが出来ず検査が中止になったりもした。
ふと、そのことを思い出して、説明してみたが、、
「ンー、めまいとは直接関係ないでしょう。でも、頸椎のイタズラも起きちゃってるかもね。とにかく耳鼻科を受けましょう」
で、点滴して戻った。
暖かい日で、干すのを忘れていた洗濯物を竿にかけたのは午後の一時を過ぎていた。
3月1日(金)
朝一で耳鼻科へ。
4駅先にあるこの耳鼻科は近郷では名医と評判でこぢんまりした佇まいながら広大な駐車場があり繁盛を伺わせた。
僕はその日一番目の患者だった。
先生はいくつかのことを訊いたあと仰った。
「顔が左半分歪んでますけど、なんか異変はありませんでしたか」
そう言えば、と思い出した。
朝、うがいをしていたら口の左半分から水が噴き出してしまった。
おまけにご飯を食べる時も誤嚥しそうな飲み込みにくさを感じた。
「これはねぇ、耳鼻科より脳外科の問題ですねぇ」
すぐに紹介状を持たされて、救急車で運ばれた時の、あの、というか、この病院に戻って来ちゃったのでした。
結果、梗塞の痕はハッキリとは見えないが可能性は大。もしかすると一番危険だった状態は脱しているかも知れないが、一人で今晩を過ごさせるのも危険な感じがあるので、2週間位を目途に入院しましょう、ってことになった。
正直、僕自身も不安だったので提案に文句のあろうはずはなく、そのまま入院したというワケなのです。
3月2日(土)
イヤー、昨日までと体調その他は何も変わらないのですが、よく寝ました。
この一年間で一番ちゃんと寝たかも知れない。
そう言えばWAHAHA本舗の喰始から2日前に電話があって「土曜日の永さんのラジオに出るから聞いて」ということだったので8:25分にアラームを設定した。
TBSのHPを見たら出演は午後のことらしいので様々な機器を試したらケータイからのradiko,jpが一番入りそう。そのあと、当然、FBへ。
皆さんのお気遣いの言葉に感謝。
しかし、このツールはちょっと残酷でもあるね。
何も書き込んでくれない「ともだち」に気づいてしまうもの。
この人は読む時間を決めてるな、書き込むけど人の記事には関心ないな、この人は忙しいな、この人は渋々承認したけど僕の書き込みは見ないようにブロックしてるな(そういう機能はあるのか?)、なんて些末なことまでに気づいてしまうケースもあった。
だって暇なんだもの。
ああ、便利なツールって、逆に簡単に人の心も映したりしちゃうんだなぁ。
と、ここまで書くのに普段の2~3倍の時間がかかってる。
まだ、テーブルに向かうとものすごく疲れるのと、頭に霞がかかった感じで、「イカン。横になってないとヤバイ」と思ったりします。本調子ではない。
歩く時のふらつきと右半身の冷感がなくなったら一応元に戻った、ってことなんでしょうね。
その日が早く来ることを念じて、しばらくまた横になります。って、これも横向いて打ってるんですが…。
改めて
ケータイへのお見舞いメール、FBへのお見舞いコメントの数々、ありがたく拝読いたしました。
ご心配かけて申し訳ありません。
治療に専念いたします。
写真は朝食。
病院ならではの貧相メニュー。
でも、昔の病院食より味は断然。
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6 件のコメント:
かぜさん、日記を書けるほどの体調とお見受けして、少し安堵しました。
でもくれぐれも安静に、無理されませんように。
病院にいらっしゃればそんなムリも出来ませんよね。。退屈かもしれませんが、それくらいのほうが安心です。
どうぞ、ゆっくりお休みください。
私はFBは使っていませんので(1度登録はしましたがどなたとも友達にはならず活用していません)、そちらへのコメントなども出来ませんが、
たむたむ掲示板とこちらの日記をたよりに、
かぜさんのご回復を待っています。
上げ膳据え膳の病院食!
内容はともかく・・ww
おいしそうに見えます!!
たむたむのcafeセンだけでの情報なので
知るのが遅くなり、驚きました。
ご本人のカキコミで少し安心しましたが、
無理なさらずゆっくりお体を休めてください。
体も気持ちも休みが必要だということなのでしょう。
ゆっくりされて、お元気になられますように。
ブレイクくんと私達ファンはよいコで待ってます。
mmさんに同じく。
FBは勉強?中の身です。
病院なら少し安心。
お大事になさってくださいませ。
神様が「少し休養を」と与えて下さった時間だと思います。
ごゆっくり養生なさって下さい。
めまいの診断は難しいらしいですね。
早くわかってよかったです~。
入院なさったことで、返って安心して
養生出来るのではないでしょうか。
ブレイクくんは妹さんがお世話して
下さっているのでしょうね。
かぜさんがいないことがどうしてだか
わからないから可哀想だけど、
少しの辛抱ですからね。
退院をお待ちしています。
くれぐれもお大事になさってくださいね。
はじめまして
入院されたのですね
この写真の食事何か悲しい
日本は、入院患者さんの症状によってメニューが違うってことは無いのですか?
例えば、食事制限のない患者さんとある患者さんが、同じメニューというのは何か違うような...
ちょっと不思議に思いました(^^;
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