2014年1月1日水曜日

2013年 大晦日 昼食は蕎麦


年越しそばは出ないだろうと言うのが入院者の予測だった。
うどんは10日に1回くらいの割で出る。
うどん1本1本がくっついてしまうまでにはそこそこ時間がかかるから配膳係はそんなに焦らずにすむ。
だが、蕎麦となるとそうは行かない。
くっついちゃったら始末に終えない。だから、年越しそばは出ない。それが入院者たちの統一見解だった。
ここは入院者を最長5ヶ月しか置かない病院だし、正月は一時的に帰宅する人が多い。
つまり、年越しそばの真実を知る人は少ない。

ところが、出てしまったのですねえ、大晦日の昼食に。
ウーン、のびてましたよ、やっぱりね。
最初はそばつゆ(と言っても味は薄くて飲めちゃうつゆです)につけてから口に運んでたんですが、徐々に1本1本ほぐすのが面倒になって、梅雨をそばにぶっかけてしまいました。
実は僕の口は「すする」力を失っているので、蕎麦やうどんが目下の苦手メニューです。
その克服が一番の課題なんですが、なかなかうまく行きません。

それにしても、昼に年越しそばが出ちゃったら、今年最後の夕食に一体どんな期待をすればいいんだ? というのが病室の今、最もホットな話題です。


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