2013年5月19日日曜日

下北沢


久しぶりの下北沢は御他聞に漏れず駅の工事中。
改札口まで1度エレベーターを乗り換えなければなりません。
病院終わりの身にはちょっとコタエマシタ。
構内の整備がすっかり終わるのはいつのことでしょうね。
それまではあんまり行きたくなくなっちゃったかも…。

今日は僕らが若い時お世話になった音楽プロデューサー寺本幸司(ゆきじ)さんの個展。
「僕ら」なので、個人ではない。
1972年、僕らの作ったグループ「HELP!」にスポーツニッポンの1ページを毎日任せてくれる、という願ってもない仕事を持ち込んでくれた方が寺本さんだ。

寺本さんご自身は浅川マキ、りりィ、桑名正博らを発掘育成した人ですでに多忙な方だったが、僕らは「寺さん」と呼んで対等にお付き合いさせていただいた。
僕らはその仕事をわずか1年で放り出してしまい、後に脚本家として名を成した高田純、作詞家として成功した石原信一らに成功への道を譲った。
「道を開いてやった」のでないとこがこの話の情けないとこだね。
単に内部分裂で仕事を譲っただけ、という…。

そのグループには後にTVのリポーターになる生江有二(現・ドキュメンタリー作家)、ラジオで売れっ子放送作家となる黒瀬守泰、『サルビアの花』をすでに発表していた相沢靖子、イラストレーターとしては後に推理小説界の寵児となる島田荘司などそうそうたるメンバーが名を連ねることになり寺さんは常に相談役としておそらくは厄介な責務に耐えた。

そんな関係なので僕らはスポニチの文化部長だった小西良太郎さんを中心に何となく名目を作っては寄り合うことが多く、寺さんは今でも大事な相談役だ。
ちなみに僕が敬愛する小西さんは、定年後は役者になるのだ、という積年の夢を叶えて、現在、歌手の川中美幸さんの一座に座員として所属し、部隊ではいつも大役を務めている。
しかも上手いんです。
寺さんは何を思ったのか(が、本人の弁)突然絵を描き始め、今回、個展を開くことになった。

お近くの方はぜひ行ってみてください。
微妙な感想で申し訳ないのですが「なんか楽しめます」
会場となっている下北沢「ぐ BEAT FACTORY」の60年代テイストと見事なハーモニーを奏でていて、そう、なんか楽しめるんです。いいコラボです。
5/26日まで。20日だけ休みです。

写真は会場前で。

3 件のコメント:

mm さんのコメント...

>「なんか楽しめます」

が、なんかいいです♪

花豆 さんのコメント...

定年後は役者、音楽プロデューサーが個展、
ステキですね!
かぜさんの若い頃の話を聞くとわくわくします。そして顔ぶれの豪華さにめまいがしそうです。

むつらぼし さんのコメント...

かぜさんの写真のお姿が、
更新されるたびにお元気に見えます。

出来る範囲であちこち動くこと、
そして旧知のお友達と会うことも
やっぱり元気の素なのですよね。
最近のかぜさん、すごく調子よさそうです!

下北沢・・ますます複雑になって原型を留めていなさそうですね。
まずはエスカレーターエレベーターを充実させてもらわなきゃ!