2016年12月26日月曜日

かぜ耕士博覧会 2017年1月のお報せ


第5回目は「歌が変えた人生」。

お申し込みお待ちしています。
★「ローリングストーン」誌の音楽記者となった少年ライターの成長物語『あの頃ペニー・レインと』や、炭鉱夫たちが「英国ブラスバンド大会」で優勝した実話に基づく『ブラス!』、カントリー・シンガーロレッタ・リンの成功までを描いた『歌え!ロレッタ、愛のために』など優れた音楽映画はいっぱいあります。
「音楽」という括りはあまりに大きすぎるので今回は「歌で劇的に変わった人生」に焦点を絞ります。
●子供の頃暮らした村で、聖歌隊の指導を任された有名指揮者と村人たちの愛憎を描くスウェーデン映画『歓びを歌にのせて』(2004)。
●地獄のような寄宿舎。舎監として雇われた元音楽教師がコーラス隊を作ったことからすさんだ子供たちの人生に変化が顕れはじめるフランス映画『コーラス』(2004)。
●ご存じ、トラップ・ファミリーが音楽によって戦争の悲劇から逃れた実話を基にしたドイツ映画『菩提樹』(1956)とそのミュージカル版『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)
●ジャマイカ発祥のレゲエ・ミュージックをブームへと導いた記念碑的作品。ジミー・クリフが歌い、主演した『ザ・ハーダー・ゼイ・カム』(1972)。
●南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)を崩壊させたのはまさに「歌」であったことを伝えるドキュメンタリー映画『アマンドラ!希望の歌』(2002)。
●若きボブ・ディランが歌手ボブ・ディランになるまでを写真やインタビューだけで見事に描いてみせたマーチン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画『ボブ・ディラン/ノー・ディレクション・ホーム』(2005)。
●ジョン・レノンが書いた手紙が43年の時を経てある歌手に届く。だが、その歌手ダニー・コリンズは酒と女に溺れ、昔のヒット曲で食いつなぐ歌手になっていた。実在の歌手をアル・パチーノが演じた『Dearダニー 君へのうた』(2015)。
●少年時代にしか出ない最高の歌声、ボーイ・ソプラノ。情緒不安から宝の持ち腐れになりそうな少年の声をコーチが守る。ダスティン・ホフマン主演『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(2015)
これらの作品群から5本ほど選んでお送りします。
日時 1月29日(日) 13時30分~15時30分(受付は13時15分より)
会場 「上野桜木あたり みんなのざしき」 (台東区上野桜木2-15-6)
料金 1500円
定員 20名(満席になり次第締め切らせていただきます)
企画・主催  K+(担当 津布久)
*映画の上映はございません。
お申し込みは kazesan713@gmail.com までメールにて、お名前、ご連絡先
電話番号をご記入のうえお申し込みください。折り返しご連絡差し上げます。









2016年11月26日土曜日

本日11/26(土)放送『どこかでラジオが』


(FM HOT 839にて23:00-23:59)
「かぜ耕士の昭和史」は1990年(平成2年)の総まとめ。
この年の流行語では「成田離婚」にちょっと引っ掛かりました。
この2年後にオーストラリア失踪花嫁事件がニュースになったんですが、騒ぎすぎマスコミに辟易。
ベストセラーでは西丸震哉さんの『41歳寿命説』。
ま、一度は完全に否定された本でしたが、東日本大震災以後、案外、ココに書かれたことに近い事態が起きているのではないか、と見直す向きもあるとか。
ヒット曲は『おどるポンポコリン』と『さよなら、人類』以外、記憶にない。
ヒット映画は1位が『天と地と』。渡辺健さんの病気降板。
6位の『クライシス2050』(監督:リチャード・C・サラフィアン/出演:ティム・マシスン/チャールトン・ヘストン)に全く記憶がなかったこと。
洋画ヒットは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』2&3、『バットマン』『7月4日に生まれて』『ダンス・ウイズ・ウルヴス』『ダイハード2』『ゴースト ニューヨークの幻』『デイズ・オブ・サンダー』『フィールド・オブ・ドリームズ』など大豊作。トム・クルーズ絶好調、ケビン・コスナーが大躍進、と実り多い年でした。
ベトナム戦争後遺症的映画の芽生えなど見逃せない年になっています。
曲はローリング・ストーンズ来日実現にちなんで
①ストーンズ『黒く濡れ』
②たま『さよなら、人類』
③ロイ・オービソン『オー、プリティ・ウーマン』
④ライチャス・ブラザース『アンチェインド・メロディ』
です。
ちなみに、FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
アプリは一度ダウンロードしておけば、いつでも聴けます。
僕の場合は最初、TuneIn Radioがベストだったのですが、このところリッスンラジオに助けられることが多くなっています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくのが良いと思います。よろしくどうぞ。
さて、明日は『かぜ耕士博覧会VOL.4』~「親子がテーマの映画」。
どうぞお楽しみにおいで下さい。

2016年11月12日土曜日

本日11/12(土)放送『どこかでラジオが


(FM HOT 839にて23:00-23:59)

「かぜ耕士の昭和史」は1990年(平成2年)。
このころはTVでの忙しさもピークで、金・土曜仕上げ、日曜ナレーション録りというスケジュールが固定化していて、土曜は昼食(午後2時頃)後、ゴルフ中継、夕食(深夜0時過ぎ)後に「イカすバンド天国」(通称「イカ天」)を見ることにしていました。
で、今日の話は「イカ天」と「ゴルフ」の話。
ちなみに僕は今日までクラブも握ったことがないくせに、数年前まで、男女のシード選手はほとんど知っていました。
当然、「イカ天」レコードも何グループかのCDを買っていましたが、ブランキー・ジェット・シティはオカミさんが持って行ったようです。
「イカ天」チャンプの曲から
①人間椅子「天国に結ぶ恋」
②宮尾すすむと日本の社長「2枚でどうだ!」
③BEGIN「恋しくて」
④マルコシアスバンプ「Fake」

さて、FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
アプリは一度ダウンロードしておけば、いつでも聴けます。
僕の場合は最初、TuneIn Radioがベストだったのですが、このところリッスンラジオに助けられることが多くなっています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくのが良いと思います。よろしくどうぞ。

2016年11月9日水曜日

『かぜ耕士博覧会』ピ~ンチ!

『かぜ耕士博覧会』ピ~ンチ!

ま、この手のイベントは3~4回目にピンチが来る、などと言ってたら、やっぱり恐ろしい事態が訪れました。
告示後10日。申し込みが定員の半数にも足りません。
コレまでは数日で満席になり、直前に辞退者がある、というのが常態だったのですが、ちょっと今回はピンチ。
「博覧会」の意味がわからない、という意見もありますが、映画を話の糸口にして、まあ、「かぜ耕士の全部見せます」と言うことですね。
なので1回目は「好きなモノ」として「映画・相撲・歌」からどうしても僕が惹かれてしまうB面スターについて話しました。
2回目は「子供時代を考える」として「キッズ映画」
3回目は「なりたかったモノ」として「ダンサー」を扱いました。
今回4回目は「もしも二度目の人生があるなら」として「親子」を扱います。
「親子」は僕にとっては避けて通れぬテーマで、作品選びにも手間取っています。もしかすると映画の感想より、僕の人生の方が強烈になってしまうのを懸念しています。
見直した映画、これから見直す映画は以下の通りです。

①ホームレスになりながら子供を守ろうとするウィル・スミス親子主演の『幸せのちから』
 同じ監督がラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライトで描く『パパが遺した物語』

②親になりたかった男性ゲイ・カップルとダウン症少年の悲劇『チヨコレート・ドーナッツ』
 精子提供で子供を得た女性ゲイ・カップルの子供たちが、提供者である父に会いたいと言い出す『キッズ・オール・ライト』

③娘ジェーン・フォンダが、不仲だった父ヘンリー・フォンダにアカデミー賞を獲らせるべく奮闘し、結果名作に仕上げた『黄昏』(共演:キャサリン・ヘプバーン)

④今回のために見つけ出した日本未公開作『サスペクツ・ダイアリー』(原題The Adderall Diaries/2015年)
かつて父親に虐待された苦い体験を持つ作家が、とある裁判を傍聴していく過程で、自らの過去と和解していくさまを、ジェームズ・フランコの主演と共同製作で綴った人間ドラマ。WOWOWで日本初公開。

⑤炭鉱夫の父が上の息子に言う。『俺たちは将来さえ夢見たことはなかった。あいつと一緒に俺も夢が見たいんだよ」。名作です。『リトル・ダンサー』

①知的障害を持つパパ。でもそのパパを大好きな娘『アイ・アム・サム』

⑦アメリカ大統領選の大票田であるアイオワを舞台にアメリカの夢を描いた大人のためのファンタジー『フィールド・オブ・ドリームス』

⑧死に行く父の若き日のホラ話の中に人生の輝きを知る息子のファンタジー『ビッグ・フィッシュ』

⑨主役4人のバックグラウンドは親子問題である。『スタンド・バイ・ミー』

⑩母と子の物語であったか? それとも父と子の物語であったか?
『エデンの東』

⑪30年の時をこえ、初めて解り合える父と子の傑作ファンタジー『オーロラの彼方へ』

⑫映画が終わった瞬間忍び泣く以外にない切なくリアルな佳作。『サラエボの花』

⑬どうしましょう?『ライフ・イズ・ビューティフル』

⑭ベタですが『ロレンツォのオイル』

⑮『マイ・ルーム』『ギルバード・グレイプ』もありますが、どうせレオちゃんを扱うなら継父の意地悪に耐え抜く『ボーイズ・ライフ』を選びましょうか? デ・ニーロの意地悪演技がよくいるセコ親父で絶品です。

⑯近未来モノなのでどうしようかな、と思案中。『インターステラー』

⑰『ゴッド・ファーザー』。親子モノなのかファミリーモノなのか、見定め中。これをOKにすると家族モノもOKになっちゃうので収拾がつかないかも。

⑱コレも今回用に発掘。大女優でペプシコーラの副社長だったジョーン・クロフォードの養子との関係を描く『愛と憎しみの伝説』

⑲野球スカウトの父の晩年を描いた『人生の特等席』。

⑳『クレイマー、クレイマー』
 『6歳の僕が大人になるまで』
 『砂の器』

『マイ・フレンド・フォーエバー』
 『東京物語』
「かぜ耕士博覧会」は

日時 11月27日(日) 13時30分~15時30分
(受付は13時15分より)
会場 「上野桜木あたり みんなのざしき」 
(台東区上野桜木2-15-6)
料金 1500円
定員 20名(満席になり次第締め切らせていただきます)
企画・主催  K+(担当 津布久)
*映画の上映はございません。
お申し込みは kazesan713@gmail.com までメールにて、
お名前、ご連絡先電話番号をご記入のうえお申し込みください。
折り返しご連絡差し上げます。

2016年10月30日日曜日

ほぼ半世紀

僕らは永さんに集められてこの業界に入った。
先日の永さんを送る会では全員の顔が揃わなかったので、昨日、再び集まって、僕らだけの永さんとのお別れ会を開いた。
一期生45人、二期生18人。定かな数字ではないのだが、1966年と67年の暮れ、そんな数の大学生たちが永さんの名で集められたが、連絡が付いたのは9人だけだった。
井上さんが古い写真を一冊の冊子にして持ってきてくれたのだが、一期二期合同写真で最も古いのがコレだった。
反戦フォークゲリラ事件(新宿駅西口フォークゲリラ事件)が1969年6月末のことだから、そのちょっと前だと思う。
僕らの事務所は六本木アマンドの裏にあったのだが、何かを予感していたのか、夜になると僕らは吸い寄せられるように新宿駅に向かい、駅周辺にたむろしていた。
この写真の前後には機動隊を挑発して路地裏まで追い詰められたこともあった。
写真の場所と時刻は1968年から9年頃の新宿のとある朝。
ゴミが散乱していた。
写真の中の三人はすでにいない。
永さんもさすがに僕らがその後50年もこの業界に居座るとは思わなかったのではあるまいか…。
その下の三枚は2016年10月29日の集まり。原宿「南国酒家」にて。
撮影者は坂本善昭(沢洋平)さん。Facebookからいただいちゃったよ。
一枚も写真を撮らなかったので(何故か忘れてた)洋平ちゃんの姿がなくてゴメンね。
僕は目をつむっているのではなく、目は開いているんだけど、瞼が上手に開いてないんです。
コレを早く何とかしたいなあ。





2016年10月29日土曜日

本日10/29(土)放送『どこかでラジオが』

 本日10/29(土)放送『どこかでラジオが』
(FM HOT 839にて23:00-23:59)

「かぜ耕士の昭和史」は1989年(昭和64年/平成元年)の総まとめ。
国民的漫画家の手塚治虫先生(60歳)と国民的歌手の美空ひばりさん(52歳)がご逝去。
消費税3%が施行になり、NHK-BSが放送開始。
アルマーニ、ラルフ・ローレン、ハチミツレモン、おとなのふりかけ、鉄骨飲料、カイワレ族、5時から男、ツーショット、ホタル族。
一杯のかけそば、ノルウェーの森、人麻呂の暗号、吉本ばなな。
『魔女の宅急便』『寅次郎サラダ記念日』『黒い雨』『どついたるねん』
『7月4日に生まれて』『ドライビングMissデイジー』『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』『カクテル』『ブラック・レイン』『ツインズ』『ダイ・ハード』
トム・クルーズと光GENJIとwinkの年でした。

曲は
①川の流れのように(美空ひばり)
②Diamonds(プリンセス・プリンセス)
③愛が止まらない(wink)
④レット・イット・スノウ(ヴォーン・モンロー)

さて、FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
アプリは一度ダウンロードしておけば、いつでも聴けます。
僕の場合は最初、TuneIn Radioがベストだったのですが、このところリッスンラジオに助けられることが多くなっています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくのが良いと思います。よろしくどうぞ。

何も撮れていないときの愛犬画像。
日射しがあれば寝てますが、寝起きは無細工でゴンす。




2016年10月14日金曜日

大江戸ワハハ本舗・娯楽座のコメディ・ミユージカル『真夏の夜の狸御殿』



10/13(木)-15(土) 下北沢・『劇』小劇場

久しぶりの下北沢。ヘトヘトになってたどり着いた。
というのも普段が静かな田舎暮らしで、毎日リハビリに明け暮れてる日々だからねぇ。
どっか具合の悪い人と穏やかな冗談言いながら身体のストレッチや口のストレッチをしに施設のバスに乗って移動してるんだからねぇ。
もう、人混みと、若い息吹に触れるだけで疲弊仕切っちゃうのよ。
でも、時には東京に出ないと、ただの爺になるだけだから、老骨に鞭打って、トークショーしたり、コンサートしたり、サイトのOFF会したり、とそこそこの動きはしてるんだけどねぇ。
「ダンス映画」特集で男性ストリップクラブ版「イブの総て」の『マジック・マイク』を語っても、まあ、そんなに驚いてはくれない日々なのよ。

その点、僕の旧友の喰始(タベ・ハジメ)はやることちゃんとやって、目論見通り受けてるワ。
タベちゃんは誰も騒いでいない頃から寺山修司を上手にコラージュしたり、アレン・ギンズバーグなんかに傾倒する特異な才能を持っていて、いつの間にか、その人たちで遊ぶ手まで考えちゃった。
ワハハのお下劣も知性もタベちゃんが本来持ってるモノだけど、タベちゃんが育てた若い劇団『娯楽座』は「ワハハ本舗」のミニ版になっていないのが素敵だ。
やってることはワハハとそんなに違わないけど、下品にも下劣にもなっておらず、どこか品の良ささえ感じる。座員の心構えが、なのかも知れない。
3年前、浅草復興の一環として公演場所をやるから何か新しいことをやってくれと言われたタベちゃんは芝居好きの若者を公募して「娯楽座」という劇団を作った。経験の少ない若者たちだけで毎月一本づつの新作公演に挑んだ。ワハハの新人で、あまり、悪達者でない三人、星川桂、矢原加奈子、村本准也を紛れ込ませたのもタベちゃんの知恵だろう。
しかし、いかんせん知名度がない。当然、集客力に欠けた。それでもいいと言ってくれていた小屋主もさすがに業を煮やした。

昨年7月を限りに「娯楽座」は発表の場を失くしていた。

あれから1年3ヶ月。ヤツらは帰ってきた。
カフェシアターっぽかった浅草から芝居のメッカ、下北沢の、それもいかにも小劇場向きの「『劇』小劇場」という小屋へ。
僕の友達石井信之が主宰する「ミノタケプラン」がいつもここを使っていた。
石井君は僕の番組『たむたむたいむ』が募集した『たむたむ音頭』の作詞者で当時まだ高校生だったが満場一致で決まったほど鮮やかな詞を送ってくれた。
官庁に就職したがすぐに「富良野塾」一期生になり、ドラマ作家を経て、劇団を立ち上げた。彼の芝居を見に来たのが4年くらい前で、以後、何度か誘ってもらっていたが、病気で叶わず、下北沢自体が4年ぶりなんである。

芝居一座を率いていた蜷川幸衛門はある日突然、座員たちから役者廃業を言い出され、慌てふためく内に一座そのものから放擲され途方に暮れる。
悩みの森をさまよう途中、狐に吹き込まれたのが「バカが付くほどお人好しの狸を役者にしちゃえば?」
満月の度、腹鼓を打っては踊り、歌うのが大好きな狸たちを上手く一座に仕立て上げ、演ずるは「大爆笑ミュージカル悲劇・シェークスピアだよ全員集合」みたいなレヴュー。
「月メドレー」でワクワクさせて「オーデイション」で『娯楽座』メンバー個々の特技を知らせ、「役者あるある」でくすぐり、「稽古」でシェークスピア劇深読みの面白さと主な戯曲タイトルや登場人物を教え、「歴代ミュージカル名ナンバー」を使って稽古の仕上がり状況を伝え、随所でこの一座(娯楽座)のアンサンブルの良さを観客に擦り込んで行く。
タベちゃんの芝居は、佐藤・柴田の『ラブ・ストーリー』の頃からかなり知的な要素が散りばめられているのだが、ここでもシェークスピア劇を一応知っている人の方が、より楽しめる仕組みがいくつかある。『ハムレット』の端役、ローゼンクランツとギルデンスターンまで登場するんだけど、彼らを主役にした『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』という芝居もあることを知ってる人には「おお、そこまでカバーするか」みたいな愉悦を与える仕組みになっていたり、いつものごとくサービス満点で、アングラ芝居とミュージカルを知っていると楽しみが何倍かに膨らむのがタベ芝居の神髄だ。
今回は山崎洋平(江古田のガールズ)の「脚本」にも手助けされているので楽しみどころ満載。
「ワハハ本舗」の下部劇団だった「オホホ商会」の初期をふと懐かしく思い出すのだが、「オホホ」より一芸を持つ座員が多いのと、手練れ感のない清潔さが心地良い。
村本、矢原、星川がへこたれずにやっているのも個人的にはとても嬉しく、杖を頼りにやっとこさ下北沢まで出かけた甲斐があった。
心機一転の「娯楽座」の今後に期待。
公演は明日まで。明後日は別の一本を演るらしい。



明日10/16(土)放送『どこかでラジオが』(23:00-23:59)のお知らせ

ボブ・ディラン、ノーベル賞受賞に驚いた人に
明日10/15(土)放送『どこかでラジオが』(23:00-23:59)のお知らせ

僕のFB友達の多くが僕の放送を聞いてくれていないことをハッキリ判った。
何度掛けたでしょうね。
『風に吹かれて』『時代は変わる』『Forever Young』。
その前振りに何度言ったでしょうね。 ディランはノーベル賞候補に何度もなってるんだけど、と…。
授賞に驚くんじゃねえ、時代を変えた人、世界を動かした人、が対象なんだからディランでしょうよ。
だったら、春樹より谷村の方が早い、という話が出てるそうで笑ったワ。『昴』や『サライ』や『チャンピオン』『群青』が世界を変えたと思ってる人がいることに。
ま、FMさがみというコミュニティラジオでは、何を叫んでも、あまり伝わらん、という悔しさを込めての戯れ言だと許してちょうだい。
明日の「かぜ耕士の昭和史」は1989年(昭和64年)。つまり、「平成元年」だワ。
昭和最後の思い出はフランク岩本、ローズ岩本夫妻の皇居参拝。アメリカ移民、ペルー移民の夫妻の皇居参拝にはどんな思いがあったのだろうね。
そして、東西冷戦を終結させたゴルビーの英断。
ベルリンの壁崩壊、チャウシェスク射殺。
何かが終わって何かが始まる時代の足音。
曲は
①悩み多き日々(タマ伸也)
②遥かなるアラモ(ブラザース・フォア)
③サンライズ・サンセット(映画『屋根の上のバイオリン弾き』から)

さて、FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
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僕の場合は最初、TuneIn Radioがベストだったのですが、このところリッスンラジオに助けられることが多くなっています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくのが良いと思います。よろしくどうぞ。

写真はタマ伸也『悩み多き日々』収録の『折返点神田』と録音当日スタジオに遊びに来てくれた旧友でTBSTV『サンデーモーニング』構成の平松ちゃん。



2016年10月1日土曜日

本日10/1(土)の『どこかでラジオが』


(FM HOT 839にて 23:00~23:59)

「かぜ耕士の昭和史」は1988(昭和63)年のまとめ。
「下血」「うるうる」「お局」「オバタリアン」「オタク」「リゲイン」「リンプー」「カラオケボックス」「ソウル五輪」「東京ドーム完成」「ラストエンペラー」「敦煌」「優駿ORACION」などなど思い出すモノやコトはいっぱいあるんですが、なんか、「コレだ!」という確固たるモノのないフワフワした年でしたね。
やっぱりバブルのさなかだったからでしょうね。
曲は
①「ガラスの十代」光GENJI
②「DATBREAK」男闘呼組
③「アイ・オブ・ザ・タイガー」サバイバー
④『マイアミ・バイス』から「ハート・ビート」ドン・ジョンソン

なお、本日発売の月刊誌『清流』(11月号)に長いインビュー記事(4P)を載せていただきました。
書店で手にとってお読みいただくか、購読していただけると幸いです。

さて、FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
アプリは一度ダウンロードしておけば、いつでも聴けます。
僕の場合は最初、TuneIn Radioがベストだったのですが、このところリッスンラジオに助けられることが多くなっています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくのが良いと思います。よろしくどうぞ。


2016年9月17日土曜日

本日9/17(土)の『どこかでラジオが』


(FM HOT 839にて 23:00~23:59)
夏バテなのか、年齢のせいなのか、やたら疲れております。
今日は定期検診だったのですが、起きたらピーカンだったので、まず洗濯。
Blakeと朝の散歩をすると、帰ってからひと風呂浴びないといけない。でもそれでは朝飯を喰う時間がなくなる。メシを抜けば血糖値は低くなるだろうが、採血、診察、会計終わりまで空腹が我慢できるか、と考えたらやはりメシを喰わざるを得ず、Blakeには我慢してもらった。
12時。帰宅したものの、なんだか疲れていて、ひと眠り。
1時。薬も調合できてるというので、薬局経由でBlake散歩。
帰ると2時過ぎ。好きこのんでしたわけではないけれど暑い日盛りの午後の散歩で、また、グッタリ。
またまた、うたた寝してしまい、慌てて洗濯物を取り込む始末。
「かぜ博」の用意で、ライザ・ミネリの『ステッピング・アウト』観賞。
ポール・マーキュリオの『ダンシング・ヒーロー』を見始めたところで、今晩の放送の告知を忘れていたことに気づき、こうしてPCの前。
情けない。

『かぜ耕士の昭和史』は1988(昭和63)年。
この頃、やたら働いていたので、多少家計も豊かになり、夏休みは海外で。
たまたまLA在住の義弟に子供が生まれたことから、なんとなく渡米、というのが夏休みの習慣になり始めた。
アメリカ大好きだし。特にカリフォルニアが。
で、曲もベタに、
①カリフォルニアの青い空(アルバート・ハモンド)
②ウイチタ・ラインマン(グレン・キャンベル)
③アメリカ(サイモン&ガーファンクル)
FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
これら専用のアプリは一度ダウンロードしておけば、いつでもラジオが聴けます。僕の使い勝手ではTuneIn Radioがベストだったのですが、このところ調子が悪くリッスンラジオに助けられています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくとありがたいです。

2016年8月20日土曜日

本日8/20(土)の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて 23:00~23:59)
『かぜ耕士の昭和史』は19987(昭和62)年なんですが、ご挨拶でRio五輪に触れちゃったので話が長引き、さらに永さん話の補足。。
結局、テレビの構成を始めちゃうとせいぜい取材のこぼれ話くらいしかないので、後半は失速、かな?
曲は沢田研二特集。
メッセージ色の交じった『ROCK'N ROLL MARCH 』から選曲しました。
①Rock'n Roll March
②わが窮状
③海に向けて
レーベルは「JULLIE 」。
FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
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写真は久しぶりのkuro-san 、スタジオを訪ねてくれた菅谷先生と杉林ユリアちゃん。
ジュリーのジャケットもね。




2016年8月6日土曜日

本日8/6(土)の『どこかでラジオが』

(FM  HOT  839にて 23:00~23:59)

永六輔さんと「ニコニコ堂」のPart 2。
思いつくまま、思い出すままに喋ってしまったので、すみません、何を話したか忘れました。

曲は
①見上げてごらん夜の星を(坂本九)
②おさななじみ(デュークエイセス)
③こんにちは赤ちゃん(梓みちよ)
④芽生えて・そして(越路吹雪)
⑤若い旅(塩見大治郎)

FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
これら専用のアプリは一度ダウンロードしておけば、いつでもラジオが聴けます。僕の使い勝手ではTuneIn Radioがベストだったのですが、このところ調子が悪くリッスンラジオに助けられています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくとありがたいです。


2016年7月23日土曜日

本日(7/23)の『どこかでラジオが』

本日(7/23)の『どこかでラジオが』(FM HOT 839にて 23:00-23:59)

『わたしの昭和史』は1987(昭和62)年に来ていましたが、本日は番外編で「永六輔さん」の特集。

1967年12月10日に始まった永さんとの47年間の愛憎(大袈裟ですが)のドラマを語っております。
一回で済まそうと思ったのですが、結局、今回と次回、2時間にわたる大作になってしまいました。

曲は
①『夢で逢いましょう』(坂本スミ子)
②『黒い花びら』(水原弘)
③『黄昏のビギン』(ちあきなおみ)
④『遠くへ行きたい』(ジェリー藤尾)
⑤『上を向いて歩こう』(坂本九)

FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
これら専用のアプリは一度ダウンロードしておけば、いつでもラジオが聴けます。僕の使い勝手ではTuneIn Radioがベストだったのですが、このところ調子が悪くリッスンラジオに助けられています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくとありがたいです。


本日(7/23)の『どこかでラジオが』

本日(7/23)の『どこかでラジオが』(FM HOT 839にて 23:00-23:59)

『わたしの昭和史』は1987(昭和62)年に来ていましたが、半日は番外編で「永六輔さん」の特集。

1967年12月10日に始まった永さんとの47年間の愛憎(大袈裟ですが)のドラマを語っております。
一回で済まそうと思ったのですが、結局、今回と次回、2時間にわたる大作になってしまいました。

曲は
①『夢で逢いましょう』(坂本スミ子)
②『黒い花びら』(水原弘)
③『黄昏のビギン』(ちあきなおみ)
④『遠くへ行きたい』(ジェリー藤尾)
⑤『上を向いて歩こう』(坂本九)

FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
これら専用のアプリは一度ダウンロードしておけば、いつでもラジオが聴けます。僕の使い勝手ではTuneIn Radioがベストだったのですが、このところ調子が悪くリッスンラジオに助けられています。ご自分のスマホと相性のいいアプリを試しておいていただくとありがたいです。


2016年7月14日木曜日

7/13(水) 72歳の誕生日


すぐ近くに住むアルパ奏者、ネルソン鈴木くん(23歳)が誕生日を祝いに来てくれ、何曲も弾いてくれた。
素敵な夜だ。
ありがとう♪

ちなみに今日は
昼に津布久さんとコラアゲンはいごうまんくん、入れ替わるように夕方から菅谷先生がおいでくださり、その後、友人K、長尾さん、ネルソン君が加わり、久しぶりに『うどん九兵衛屋』でうどんしゃぶしゃぶ。
そしてこの演奏会になった。




永さんのこと

永さんのこと

生きている内にお礼を言っとかなきゃ意味がない、と思っていたので、2013年4月9日、すなわち永さんが傘寿を迎える前日に「ニコニコ堂のことそろそろ書いてイイですか」とお願いにうかがった。
喰始のWAHAHA本舗公演『ラスト』の幕間だった。
勿論、OKを戴いて、久しぶりに永さん、喰ちゃん、との3 shot写真を撮って帰り、翌日には『誰かとどこかで』のスタジオに誕生祝いの華をお届けした。
いつも通り、お礼の葉書をいただき、そこには「訪ねてきて、喰と」と添えられていた。
永さんは喰ちゃんが大好きで、だが、喰ちゃんは永さんに用事のある時、必ず僕を同伴したがる。
しかも、WAHAHAの公演に永さんを招待している時、喰ちゃんは必ず僕も呼んでいるので、僕と永さんの遭遇確率は他の誰よりも高いのだった。
つまり、僕も、タベちゃんも、そして永さんも1対1で話をするのが苦手なのだ。

一時、西野バレエ団との付き合いが深くなっていた頃、僕は並木橋交差点でよく永さんに遇った。
西野の目の前に永さんは住んでいた。
でも、僕が「おはようございます」と頭を下げても永さんは無視された。
そうされることは承知だった。
僕は交差点を渡りきってしまった後、もう一度渡り直して、「永さん、お久しぶりです。お元気そうで何よりです。じゃ、失礼します」と言って踵を返すことに決めていた。

その頃、僕らは永さんが集めた学生グループをすでに解体していて、永さんの事務所からも離れていた。
僕は事務所を離れるとき、一応、永さんにはご挨拶したのだ。
そして、そんなことをしたのは実は僕だけだったらしい。
永さんはその時おっしゃったのだ。
「Mみたいなことしないでよ。こないだMBSであいつ向こうからやって来て僕に気づいたら、廊下曲がっちゃって挨拶もしてくれなかったんだよ。挨拶も出来ないような関係になるのはやめようね」
Mたちは永さんに話しにくい事情を抱えて事務所を去っていた。
つい、挨拶をしそびれたのだろう。

そんなことを言いながら永さんは挨拶を返してくれないのだから、気づいてくれたのか不安になるではないか。
で、僕はなるべく大きな声で、「永さん、おはようございます」と言うことにした。勿論、永さんは、嫌な顔したんだけど。

でも、僕が深夜放送で喋るようになると、長谷川きよしさんの番組のゲストで来ていたらしい永さんが突然スタジオのガラスの向こうで手を振ってくれてたり、あまり、よそでは聞かない顔を見せてくれるようになった。
後輩の結婚式では「お前って人の集まるとこにはどこでも顔出す奴なの?」等と嫌みを言われた。
永さんは後輩のお父さんとの関係で祝辞を済ますとさっさと帰られたので知ることもなかった訳だけど、僕も祝辞を述べる役で呼ばれてる。
僕の方が関わりが深かったんですよ、永さん。
ピーコさんの目の手術成功のパーティでは案の定無視されて、北山修や小室等と歓談。
永さん、おすぎとピーコはあなたより僕の方が付き合い古いの。
小室さんとは僕が組んでたの。

てな具合に愛憎も半ばするのは自分が集めたくせに知らん顔された連中の中では現場がラジオなので比較的接触する機会が多かった僕だけの特典なのかもしれないな。

ま、追悼本の形で出るのは本意ではないので永さんも関わるはずだったのになぜか外れて結局、永さんが集めた学生グループ『ニコニコ堂』メンバーだった井上頌一と僕が深く関わることになったNHK『ステージ101』とを絡めて書いておこうと思う。

永さんは僕らを集めて何をしようとしたのか?
そんな話だ。
出版社が後ろについてくれると嬉しいけど、別に出版予定があろうがなかろうが書くので勇気づけてくださると嬉しいです。
タイトルは、洋平ちゃん(坂本善昭)の言葉をもらって
『僕らが白鳥だった頃』~「涙をこえて」を知ってますか
にしようと思ってる。
何の実体もないのに「永さんが集めた学生」と言うだけで、醜いアヒルの子でも表向きは「白鳥」として世に出てしまった僕らと、実体は失敗アイドルを45人集めて「NHK」の看板で「白鳥」として売り出した「ヤング101」はどうも似てる、という視点から書いてみようと思ってる
取材は90%済んでる。
乞うご期待と言っておこう。

写真は2013年4月9日 赤坂にて


2016年7月9日土曜日

7/9(土)放送の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて 23;00~0;00)

乱高下する気温に身体がついていけず、軽いめまいを起こしながら毎日生活しておりますが、「かぜ耕士の昭和史」は1986(昭和61年)の総まとめ。
ワンレン、ボディコン、朝シャン、家庭内離婚、プッツン、タケシ軍団フライデー襲撃、ジュリアナ…なんかあまり懐かしくない言葉たち、というか、愛着が湧かないことがが並んだ年です。
ぷっつん、定番、土地転がし、究極…、あ、チェルノブイリの原発事故がこの年です。

子猫物語、キネマの天地、ビーパップ・ハイスクール、火宅の人、
バック・トゥ・ザ・フューチャー、ロッキー4、コーラス・ライン、エイリアン2、プラトーン。
これらには懐かしさがあります。

曲は

①CHA-CHA-CHA 石井明美
②仮面舞踏会 少年隊
③恋に落ちて 小林明子

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2016年6月26日日曜日

6/26(日) コラアゲン君来宅


「FB欠席届け」を書いたばかりなのに、禁を破ります。すみません。
今日、コラアゲンはいごうまん君が我が家にやって来てくれた。
ひと月前に発売になった
『コレ、嘘みたいやけど、全部ホンマの話やねん』(幻冬舎 ¥1,400+税)
のサイン本を届けに来てくれたのだ。
僕のFBでの投稿を見てくれた人、webサイトに集ってくれる人たちにはかなりご協力いただいたが、売れ行き目標6,000部にはまだまだだという。
来月には『6,000行かなきゃ残部買い取り』というライブが予定されているそうで「厳しいですワ」と。
病院代に老後のための預金すべてを使い切ってしまった今の僕には何の助けの手も差し延べてやれないのだが、せめてライブの盛況を祈ろう。
ライブの日程その他は「WAHAHA本舗」で検索をお願いしたい。
ま、今日の来宅は近況報告を兼ねてのもので、そんな不景気な話ばかりではなかった。
実はコラアゲン君、結婚をした。
で、「結婚届」の保証人として判が欲しい、というのがホントの用事だった。
ま、断る何の理由もないばかりか、僕は心底喜んで捺させていただいた。
本が出たことで月1ながら文化放送でのレギュラーが決まったという。
吉田照美さんの番組の1コーナーだという。
吉田さんは、文化放送では、桂竜也さん、長野悦子さん、落合恵子さん、に続いて僕のお気に入りに加わった数少ないお人なので、僕はとっても嬉しい。
そんなわけで、こっちも放送枠を検索していただけると幸いです。
欠席中なので手抜きばかりでキチンとした情報になってなくてスミマセン。
コラアゲン君の本を面白いと思ってくださった方は、彼のライブにも足をお運びくださると嬉しいです。
今夜のテレビの楽しみは、コレまたお気に入りのえとう窓口(Wエンジン)くんの『Before/After』。250万で買った千葉の一戸建て。残る150万でどうリホームされるんでしょう?
『Bfore/After』が生み出したリフォーム・タレントとしてユージ君と双璧の好感度をもつえとう君の家が住み心地満点になればイイなあと心から願いつつ♪
写真はコラアゲン君とblake。
そしてサイン本。



2016年6月25日土曜日

本日(6/25)放送の『どこかでラジオが』


(FM HOT 839にて23:00-23:59)

1984年に仕事をすべてTVにスライドさせたんですが業界に詳しい人から「そんなに簡単にテレビマンユニオンみたいな大きな会社にコネって出来ます?」というメッセージが届きました。
なるほどね~!
Web中心に番組を展開していた時とは比べ物にならないほど突っ込みも詳しさを要求してきます。
で、今日はTVの階段をどう登っていったかの話をしています。
ビートたけし、永島敏行主演ドラマの第1稿だけ書かされたこと。高橋昌男作『音無川絵図』の脚色をしたこと。
『遠くへ行きたい』の演出に映画監督が何人か入っていたこと。
『コーラスライン』の訳詞をやらせて欲しいと浅利慶太さんに売り込んだ経験がテレビに入ってから生きること。
無駄になっていたはずのことがひとつひとつ結晶し始めたのがこの頃です。
無駄にならなかったのは運以外の何物でもなかったような気がします。
曲は
①「愛と青春の旅だち」(ジョー・コッカー&ジェニファ・ウォーンズ)
①「ライク・ヴァージン」(マドンナ)
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2016年6月11日土曜日

6/11(土) 本日の『どこかでラジオが』


(FM HOT 839にて 23:00~23:59)

「かぜ耕士の昭和史」は1985(昭和60)年。
この年、音楽界では大きなうねりが生まれようとしていました。
「Rockなんて一時的な流行りもの。ただうるさいだけの音楽など世の害毒。早晩の内に消えるがイイさ」
そう言われて30年。
Rockはついにひとつのたしかな実を結ぼうとしていました。
その立役者がハリー・ベラフォンテ。
カリプソ・ソング『バナナ・ボート』で知られ、役者、慈善活動家としても知られるハリー。
彼は早い時期に歌を捨て、投獄されたキング牧師を保釈させるため、保釈金全額を立て替え、政治活動家としての側面を強くしていました。
前年、エチオピアの飢餓が報じられると彼の胸は泡立ちました。
84年暮れ、イギリスとアイルランドの人気者たちが立ち上げたチャリティプロジェクト「バンドエイド」が成功をおさめると、ハリーはもう、いてもたってもいられませんでした。
彼はアフリカン-アメリカンのアーチスト中心に呼び掛けを始めます。
クインシー・ジョーンズ、ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス…。
その輪はブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、ヒューイ・ルイス、シンディ・ローパーなど人種や歌のジャンルの壁も越えて行きました。
1985年1月28日、チャート誌上位に名を連ねる人気アーチストが最も沢山一同に集う日『アメリカン・ミュージック・アワード』の授章式直後を狙ってこの作戦は実行されました。
USA for AFRICA。総勢45人の歌手による『We are the world』の吹き込みです。
後に録音風景のドキュメントがDVD化され、真摯な吹き込み風景だけで見る人の、聞く人の心を打った一大イベントはやがてコンサート、レコードセールス、グッズ販売などで成果をあきらかなものとし、派生した農業従事者を救うチャリティ「ファームエイド」などは、その後も現在まで継続し、日本でも行われている。
イギリスのバンド「ブームタウンラッツ」のボブ・ゲルドフが立ち上げた「バンドエイド」は貧民救済の要がある度、その時点での人気者たちで
「Do they know its Christmas?」を吹き込んではチャリティを続け、
ハリーたちの「We are the world」もその都度、オリジナル版の記念盤をリリースし直して活動を存続させている。
その話だけで1時間。
熊本大分地震の際、チャリティにケチつける輩になんか言いたくて、年代もちょうどおさまりが良かったのでこの特集を組んでみました。
聴いて欲しいです!
曲は
①ハリー・ベラフォンテ『バナナボート』
②USA for AFRICA『We are the world』
③バンドエイド『Do they know its Christmas?』
ちなみに『黒柳徹子のユニセフ報告/エチオピア』は84年9月に放送され反響を呼びました。
のちにこの番組に関わることになったことを僕は誇りにしています。
FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
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写真はこの番組を隔週で担当しているkuro-sanこと黒瀬守泰君と録音帰りに久しぶりに寄った池袋東武のとんかつ「和幸」のロースカツ定食



2016年5月28日土曜日

本日(5/28)放送の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて23:00-0:00)
 
「かぜ耕士の昭和史」は1985(昭和60年)のまとめ。

事件は日航機の墜落に止めをさすでしょう。
私的には父の死でしたが…。
この事件でめざましい売れ行きにストップがかかってしまった曲が
①曲目にかける
 中村あゆみ『翼の折れたエンジェル』
 オリコン最高位4位。40万枚でしたが、もっと売れてもいいはずの名曲でした。
眉の太描きメイクが流行ったのもこの年。石原真理子さんを思い出しました。
映画では「007」シリーズ第14作目の『美しき獲物たち』(監督:ジョン・グレン)が興行成績5位に入っていますが、これがロジャー・ムーア版ボンドの最終作。
ボンド・ガールのひとりに日本人のモデル鳥貝益也子が出演しています。
近年になって彼女は『結婚詐欺』で刑事事件の容疑者となるのですが、その時の新聞に「自称ボンドガール」と書かれていましたし、ネット辞典などでも全然目立たなかったと言っているので一言苦言を呈しました。
彼女はTVでわざわざ「ボンドガール・コンテスト」を開いて選ばれた歴としたボンドガール。そのちょっと前に「ミス日本」にも選ばれたパーフェクトな美人で、映画でもボンドと2ショットシーンがあってシッカリ目立っています。書く人は見てから書いてやって。
9位の『アマデウス』はアカデミー賞総ナメの傑作でしたが、オーストリアでこの作品に影響を受けて作られた傑作ポップスがあります。
85年中にヨーロッパ各国でナンバー1ヒットになると余勢をかってアメリカにも上陸。瞬く間に「ビルボード」誌でも1位を獲得してしまいました。
それが②曲目に掛ける『ロック・ミー・アマデウス』(ファルコ)。
ドイツ語で歌われていますが、英語圏以外のナンバー1ヒットは20世紀ではイタリア語の「ボラーレ』(ドメニコ・モドューニョ)日本語の『上を向いて歩こう(スキヤキ)』(坂本九)、ベルギーのヒット曲でフランス語で歌われた『ドミニク』(シンギング・ナン)、そしてこの『ロック・ミー・アマデウス』(ファルコ)、スペイン語の『リヴン・ラ・ビダ・ロッカ』(リッキー・マーチン)くらいしかないのじゃなかったかなあ。大偉業です。
僕は80年代、90年代は音楽のニューヒットには疎く、コレも今回初めて知ったのですが、モーツァルトをロック・アイドルに見立てた他愛もない歌とはいえ、当時、世界でまだそれほど浸透していなかったヒップホップ系のラップで歌っているのも新鮮で僕はなんだか愛らしく感じてしまいました。
ちなみに日本では最高位57位。ラップの大ヒットはMCハマーの登場を待つことになります。
どうぞお楽しみに。
 

2016年5月14日土曜日

5/14(土)の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて 23:00~23:59)
「かぜ耕士の昭和史」は1985年(昭和60年)とそのまとめに入りました。
僕は前年の忙しさとは真逆の、10月まで仕事なし、という状態になるんですけど、企画書書きで忙しく、合間に末期に入った父親のために病院に詰めっ切りになります。
で、さしたる話題もなく、1984~5年を振り返ることになるんですが、世は演劇ブーム。
前々年『蒲田行進曲』(82)が映画化されて大当たりしたように、この年も『上海バンスキング』(84)が深作欣二監督で興行収入ベスト10入り。
日本人の平均寿命は世界一へ。
ちなみに戦争直後の日本人の寿命は50歳そこそこでした。
チェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』を掛けようと思ったら、作曲の芹澤廣明について「NHKの『ステージ101』という番組で歌っていたらしい」とか「歌手だったという説もある」とかヒット曲を連発した作曲家にしてはあまりにお粗末なネット情報しか出てこないので、ちょっと詳しく話しました。
で、曲は
①『ギザギザハートの子守唄』(チェッカーズ)
②『悲しき60歳』(坂本九)

2016年4月30日土曜日

4/30(土) 本日の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839 23:00-0:00)
「かぜ耕士の昭和史」は1984~85(昭和59~60)年。
僕は仕事場をテレビに移して本格始動し始めます。
初めての仕事は84年3月4日放送TBS『日立テレビシティ』での「ハリウッド・シンデレラ物語」。
放送日決定にはこの冬行われたサラエボ冬季五輪のスピードスケート黒岩彰選手の結果が大きく影響していましたが惨敗。優勝すら期待されていたのに結果10位だったので五輪熱が残っている内に放送を、ということで僕のテレビデビューは1週遅れることとなりました。
五輪後、旧ユーゴスラビアは内戦という名の民族紛争に突入。
国は四分五裂して五輪会場は見るも無惨に傾き、そのまま放置。
僕は後に黒柳さんのユニセフ報告に携わったことから、その惨状画面にナレーションをつけることになります。
幸い、映画『フラッシュダンス』の主人公の吹き替えをつとめたダンサー物語は僕の不満とは逆に業界的には好評でした。放送直後にはレギュラー2本と単発のドキュメントが次々に決まり僕は一躍大忙しの放送作家になっていました。
でも、かぜさん、ラジオであんなに売れてて、他から仕事は来なかったの?という疑問が前回の放送のあと、届きましたので、それにも答えました。
松田優作主演『死亡遊戯』(東映セントラル)の主役の相棒役、『人間の條件』(フジテレビ)の丹下一等兵、『高知シコシコ節』(仮題、にっかつ)の焼き鳥屋の青年(主人公の相手役だったそうです)など、映像の仕事が来ていましたが、すべてお断りすることになりました。
まあ、それが今回の白眉となりましょうか?
役者を目指していた僕が、なぜ、その道を捨てたのか、について語ります。
曲は
①『マン・ハント』(カレン・カモン)
②『レッツ・ヒア・ボーイ』(デニース・ウイリアムス)
③『ウキウキ・ウェイク・ミ-・アップ』(ワム!)
FMさがみ(FM HOT 839と改称)は、パソコンならサイマルラジオでお聴きください。
スマホではリッスンラジオ、 i-コミュラジオ、TuneIn Radioなどの無料アプリがあります。
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僕の使い勝手ではTuneIn Radioがベストだったのですが、このところ調子が悪くリッスンラジオに助けられています。
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2016年4月11日月曜日

4/10(土) お花見


去年に引き続き花見の会を催させてもらいました。
今年はblakeとの散歩で花の咲き始めから観察していたので、是非、沢山の方にこの桜堤を見て欲しいと思いました。
というのも僕は自分の生まれたこの里を愛していませんでした。
中学一年の時に僕だけこの地を離れ、それも家庭的な問題からでしたからなおさら愛着を持ちませんでした。
けれど、7年前、53年ぶりに戻ってから、徐々に心が溶け出すのを感じぬわけに行かなくなりました。
我が里は緑なりき。
それなりに美しいではないか♪
去年、1年2ヶ月のリハビリを経てやっとひとりで電車の乗り降りが出来るようになったのを機に景気づけのお花見を企画しました。
その好評に後押しされての第2回の花見企画でしたが、今年の我が里は皆さんに自慢出来るかもしれない、と思いました。
絶好の花見日和は僕の検査入院で逃してしまったのですが、少し花びらが風に乗り始めた今日の風情の方がなんだか心地よいと思いました。
おそらくはお集まりくださった皆さんによって心地よさが増幅されたのは間違いないのですがサイトからの方がハンドルネーム、Facebookからの方が本名での自己紹介、という始まりからして面白い展開だな、と僕はウキウキしてしまいました。
皆さんが投稿してくださった写真で今日の楽しさは充分伝わるものと思います。
ご参加いただけなかった皆さんにはそちらでお楽しみいただけると嬉しいです。
写真は竹内尉さんが撮ってくれたものをFBから転載させていただきました。

アルパを弾いてくれてるのは数少ない女性奏者の藤枝貴子さんと演奏者仲間でパラグアイ出身の Nelson Suzukiさん。23歳。
なんとNelson君は我が家のすぐ近くにお住まいでした。
早速、友達になりました。これからが楽しみな人です。
帰り際、顔馴染みのメンバーが家に寄ってくれましたので、しばしの歓談後、「うどん九兵衛屋」へ。
ここには「しゃぶしゃぶ食べ放題」というメニューがあって僕は割合好きです。
今日お出でくださった皆さんに改めて御礼申し上げます。そして津布久さん、金田さん、菅谷先生、今年もお世話になりました。
ありがとう♪