2016年5月28日土曜日

本日(5/28)放送の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて23:00-0:00)
 
「かぜ耕士の昭和史」は1985(昭和60年)のまとめ。

事件は日航機の墜落に止めをさすでしょう。
私的には父の死でしたが…。
この事件でめざましい売れ行きにストップがかかってしまった曲が
①曲目にかける
 中村あゆみ『翼の折れたエンジェル』
 オリコン最高位4位。40万枚でしたが、もっと売れてもいいはずの名曲でした。
眉の太描きメイクが流行ったのもこの年。石原真理子さんを思い出しました。
映画では「007」シリーズ第14作目の『美しき獲物たち』(監督:ジョン・グレン)が興行成績5位に入っていますが、これがロジャー・ムーア版ボンドの最終作。
ボンド・ガールのひとりに日本人のモデル鳥貝益也子が出演しています。
近年になって彼女は『結婚詐欺』で刑事事件の容疑者となるのですが、その時の新聞に「自称ボンドガール」と書かれていましたし、ネット辞典などでも全然目立たなかったと言っているので一言苦言を呈しました。
彼女はTVでわざわざ「ボンドガール・コンテスト」を開いて選ばれた歴としたボンドガール。そのちょっと前に「ミス日本」にも選ばれたパーフェクトな美人で、映画でもボンドと2ショットシーンがあってシッカリ目立っています。書く人は見てから書いてやって。
9位の『アマデウス』はアカデミー賞総ナメの傑作でしたが、オーストリアでこの作品に影響を受けて作られた傑作ポップスがあります。
85年中にヨーロッパ各国でナンバー1ヒットになると余勢をかってアメリカにも上陸。瞬く間に「ビルボード」誌でも1位を獲得してしまいました。
それが②曲目に掛ける『ロック・ミー・アマデウス』(ファルコ)。
ドイツ語で歌われていますが、英語圏以外のナンバー1ヒットは20世紀ではイタリア語の「ボラーレ』(ドメニコ・モドューニョ)日本語の『上を向いて歩こう(スキヤキ)』(坂本九)、ベルギーのヒット曲でフランス語で歌われた『ドミニク』(シンギング・ナン)、そしてこの『ロック・ミー・アマデウス』(ファルコ)、スペイン語の『リヴン・ラ・ビダ・ロッカ』(リッキー・マーチン)くらいしかないのじゃなかったかなあ。大偉業です。
僕は80年代、90年代は音楽のニューヒットには疎く、コレも今回初めて知ったのですが、モーツァルトをロック・アイドルに見立てた他愛もない歌とはいえ、当時、世界でまだそれほど浸透していなかったヒップホップ系のラップで歌っているのも新鮮で僕はなんだか愛らしく感じてしまいました。
ちなみに日本では最高位57位。ラップの大ヒットはMCハマーの登場を待つことになります。
どうぞお楽しみに。
 

2016年5月14日土曜日

5/14(土)の『どこかでラジオが』

(FM HOT 839にて 23:00~23:59)
「かぜ耕士の昭和史」は1985年(昭和60年)とそのまとめに入りました。
僕は前年の忙しさとは真逆の、10月まで仕事なし、という状態になるんですけど、企画書書きで忙しく、合間に末期に入った父親のために病院に詰めっ切りになります。
で、さしたる話題もなく、1984~5年を振り返ることになるんですが、世は演劇ブーム。
前々年『蒲田行進曲』(82)が映画化されて大当たりしたように、この年も『上海バンスキング』(84)が深作欣二監督で興行収入ベスト10入り。
日本人の平均寿命は世界一へ。
ちなみに戦争直後の日本人の寿命は50歳そこそこでした。
チェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』を掛けようと思ったら、作曲の芹澤廣明について「NHKの『ステージ101』という番組で歌っていたらしい」とか「歌手だったという説もある」とかヒット曲を連発した作曲家にしてはあまりにお粗末なネット情報しか出てこないので、ちょっと詳しく話しました。
で、曲は
①『ギザギザハートの子守唄』(チェッカーズ)
②『悲しき60歳』(坂本九)