2009年2月23日月曜日

Boy from OZ

今日は予定がいっぱいなのにアカデミー賞授賞式を見始めてしまった。

歌って踊れて芝居が出来て、今世界で「最もセクシーな男」(2008年『ピープル』誌選出)ヒュー・ジャックマンが司会。最初っからその持っている能力を全部見せてしまった。スゲエ! 感動して泣いちまったヨ。

僕はヒュー・ジャックマンを一昨年の暮れあたりから取り上げていた。
先見の明に驚いている。ヘッヘツヘッ。(オードリー春日か!)
『X-MEN』のウルヴァリンで注目した。
こういう変身SF異能力者物は僕が勧めてもみんな関心を持ってくれないのだが、「他人と違う」悩みは人間誰にも共通した物。変身SF物なんて、と遠ざけずに、平たく解釈して自分に近づけて見ればおのずとその真意が見えてくる。
狼男なんて役をキチンと出来る役者に力の無い訳がないので、ヒュー・ジャックマンのこの活躍は、まあ、当然、なワケだ。
彼のミュージカル『ボーイ・フロム・オズ』、見てみたかったなあ。トニー賞受賞作らしい。
ブロードウェイを舞台にしたゲイ物(いわば内幕モノ?)らしいのだが「他人と違う」資質というテーマは『X-MEN』と通底する。

『レスラー』のミッキー・ロークも僕が一昨年から再評価に入っていた人。
06年の『ドミノ』でのワイルドな賞金稼ぎ役は出色だった。
「ねこパンチ」の汚名を払拭してこれで完全復活だなと感じていた。嬉しい。

ケイト・ウィンスレットもとうとう来たね。ケイト・ブランシェットより僕はこっち、と書いたのはつい最近のことだったと思う。
『愛を読む人』。
ゴールデン・グローブ賞では主演・助演の両賞を一人で獲ってしまったがオスカーではどうか?

この人たちをせっせと取り上げていた僕の唯一の執筆番組『バックグラウンドミュージック』が来月いっぱいで終わる。
残念で悔しくもあるが、僕の勘はこの授賞式を見ていてもまだそんなに衰えていないと思うので、ちょっと勿体ない気はするけどね。

さて、早くも日本人が受賞したぞ。加藤久仁生さん。短編アニメ賞『つみきのいえ』。
嬉しい嬉しい。
『おくりびと』はどうかな。期待してるんだ。

でも、見続けてないで早く自分の仕事しなくちゃね。

なんとヒューがビヨンセとミュージカルのヒット・ナンバーを歌い踊って見せている。
なんて今年は豪勢な司会なんだ。

それに比べて先週の「日本アカデミー賞」…。uuuuum…!!!

0 件のコメント: