2009年10月28日水曜日

Blake's Escape

いやはやとんでもないことになっている。
僕は午後10時就寝、午前2~3時目覚め、4時起床、という生活になってしまった。
Blakeの午前3時の夜鳴きはもう無いのだけど、なんかヘンな時間にひと鳴きするのだな。
そのために元々眠る体力が衰えた僕の身体は徐々に起きる準備をし始めてしまうらしい。
4時には着替えをして寝呆けた頭で仕事部屋に入り、PCを開くのが日課だ。
このままなんとか6時まで物音を立てずに過ごさなければならない。
何故って彼は僕が階段を下りるのを待っている。起きていることには気づいていて、降りてくるのを待っている。
姿を見た瞬間、何故、放っておいた、と泣き叫び、玄関を開けるまで時には大声で、時には懇願するように低く切なく泣き続ける。
だけど、この季節になると田舎の6時は暗いし、寒い。
怪力の散歩に耐えるには僕には身体を温めておく必要だってあるのだ。

Blakeは昨日全身シャンプーした。
上の妹が息子を連れてやって来てくれ、泣き叫ぶBlakeを洗ってくれた。
前回より大分おとなしくなったものの悲痛な声と抵抗を示すのは相変わらずだ。
終わった途端にご褒美を要求したのには全員で笑っちゃった。
甥に散歩を頼んだら十数分後、抱きかかえて戻ってきた。
どうやら首輪から頭をスルリと抜いて逃走。墓石の陰に隠れていたらしい。
シャンプーの時に首輪が緩いと気づいていたのだが、締め直さずに散歩に出してしまったのが原因だ。
どうも全速力でアテもなく逃げる、という風でもなかった由。
とにかく鎖に繋がれている日常がイヤだったのだろう。
それに5頭で飼われていた時のように仲間がいないしね。寂しいに違いない。

Blakeは自分より身体の小さな動物が好きだ。
小型犬のつけていった匂いのあとを追う癖がある。
散歩では多くの犬に出会うのだが、小型犬にはやたらに媚びた声を出す。
大型犬にも仲間になろうと声をかけているようだが、ほとんど無視されたり、恫喝されている。
そんな訳で今のところ友だちは出来ていない。

猫も嫌いではなく、「猫の嫌いな匂い」にも負けなかった「武蔵」ンチの猫達の1匹には特に甘い声をかけている。
彼らは性悪にもBlakeの鼻先50センチ近くをうろうろして、つながれBlakeをからかっている。
春頃の3匹から数を増やした猫たちは相変わらずわが家に忍び込もうとしたり、玄関に小便をしているのだが、そのたびにBlakeは「オレもあいつらのように自由にさせてくれ」とばかり、泣き続けるのだ。
道行く人には吠えたり吠えなかったり。
少しマシになってきたが、スピーカーから流れる音が大嫌いで、お昼を知らせる村のサイレンとこどもたちに帰宅を促す4時半(春夏は5時半)のチャイムとそれに続くアナウンスの際は狂ったように吠え続ける。まさに狂ったように言うことを聞かなくなる。
粗大ゴミ引き取り車のちり紙交換の人がするようなアナウンスに最もイラつくらしく、これには攻撃的に吠え立てる。
この間は遂にご近所の人からBlakeに「うるさい!」と怒声が飛んでいた。

とりあえずインストラクターに教育して貰うことにした。
この二日、その電話を待っているのだが、今のところ、連絡はない。
前にも書いたけど、この辺りの人は商売ッ気がなく、僕は時折、そのプロ意識の低さにイライラするのだけど、まあ、郷に入れば、かとすべてに寛大になり始めている。
諦め混じりの寛容は好きではないんだけど、ま、これが「埼玉」だよねぇ。

2 件のコメント:

ITSUMI さんのコメント...

ウチの近所でも、また実家付近でも、ワンちゃん達は4時半のチャイムやスピーカでのお知らせに一斉に反応してます。
ウォォォ〜って雄叫びは、やはり狼が先祖のためでしょうか?
どこでも同じなのですね〜、遠吠えも、拡声器でのお知らせも。

LIMIT さんのコメント...

こんにちは、店主さま。
大脱走にならなくて良かったですね。

ウチも近所の公園で年1回行われる
狂犬病の予防接種に連れて行く時に
(当時は)ハーネスから抜けて
逃げてしまいました。
車が通らなかったから良かったものの
道路を横切って行った時は
ヒヤッとしました。
ゆるい首輪やハーネスは危険なので
チェックしないといけませんね。

我が家の近所でも、雷の時に
犬小屋から逃げ出して、隣り町まで
逃げていったという話を良く聞きます。
この場合は、縄を引きちぎったとか
引っ掛けていた金具が壊れたとか
そんな感じだったのですが…

まだ、お友だちができませんか。
でも本人(本“犬”か)は
人いや犬見知りしないのであれば
大丈夫なのではないかしら。
ウチのワンコはすごい犬見知りです。
飼い主同士が仲良くなっても
犬はダメというか… 

サイレンやスピーカーに反応するのは
(ウチのワンコはしないけれど)
ITSUMIさんも書かれてますが
古代の血が騒ぐのでしょうね。

BBSの方で「こういう手は使いたくなかった」と書かれてますが
店主さまのポリシーが溢れている気がしました。
すごくわかります。
自分の例えが、すぐ本や漫画からの引用になってしまうのが情けないですが
『赤毛のアン』(正確には「アンの青春」)の作品にも、
アンが初めて教鞭を執った時の教え子の中に、
どうしても自分の愛情が伝わらない生徒がおり…
ある日とうとう「鞭を使わずに指導する」という信念を破ってしまうのだけれど
結果として良い方向に向かったという件があります。
ギルバートのセリフではないですけれど
「最後の手段」ということで、その方が
ためになる子どもも時たまいる…
そのように考えて、ご自分を責めないようになさってください。